「北海道・道北の旅」後半

 

今回は北海道・道北ドライブの後半です。

宗谷岬の約30km手前の猿払村にある道の駅「さるふつ公園」併設のホテルに一泊して、目指すは最北端の宗谷岬、そして稚内です。

北オホーツク沿岸の国道238号線をひたすら北上しますが、この辺りは観光客も殆ど踏み込まないルートなので、とにかくすれ違う車も殆ど無く、信号も無い快適ロードでした。但し、時々鹿が飛び出してくるので要注意です。

それでは、その時の模様をお送りします。

 

道の駅「さるふつ公園」併設の「ホテルさるふつ」です。温泉ではありませんが、入浴施設も充実していて快適でした。

 

ホテル前には、この様な現在地の緯度が記されていました。

 

ホテル前からオホーツク海の南方向を撮影

 

それでは、国道238号線を通って北上、「宗谷岬」に向かいます。

 

車で走ること約30分。日本最北端の地「宗谷岬」に着きました!!

実はここに来るのは3~4回目になります。

 

「日本最北端の地」碑のすぐ前には、「間宮林蔵」の銅像が建っています。

江戸後期、樺太(サハリン)が島であることを確認し「間宮海峡」を発見した方です。

 

高台から望んだ最北端の様子です。ここには何度来ても樺太(サハリン)の島影を見ることが出来ません。たった40km位しか離れていないのですが・・・

 

「宗谷岬灯台」と「あけぼの像」

 

灯台近くの道を歩いていると・・・鹿、発見!!

 

こちらを見ていますが、警戒はしていない様子です。

 

5mくらいまで近寄っても逃げませんでした。人慣れしているんでしょうね。

 

「宗谷岬」を後に、稚内市へ入って来ました。

ここは市街裏手の高台にある稚内公園の「開基百年記念塔」です。

80mの高さがあり上には展望台があります。エレベータで上りました。

 

稚内港を見下ろしています。

 

稚内市街が一望です。

 

すぐ近くには、自衛隊のレーダーサイトが見えます。

 

稚内側の最北端の岬「ノシャップ岬」を望んでいます。

 

記念塔を後に、同じ稚内公園内にある「氷雪の門」へ来ました。

 

「氷雪の門」です。これは「樺太島民慰霊碑」になります。

 

そのすぐ隣にある「九人の乙女の碑」です。

第二次世界大戦、終戦直後に樺太で自ら命を絶った九人の電話交換手慰霊の碑になります。

 

稚内公園を後にして、「ノシャップ岬」へやって来ました。

 

後ろにはうっすらと「利尻富士」が見えていました。

 

岬には「ノシャップ灯台」が建っています。

 

日本海側の道を南下して次に立ち寄ったのは、宗谷本線の「抜海(ばっかい)」駅です。日本最北の秘境駅と言われています。周囲には民家が一軒あるだけでした。

 

勿論、無人駅です。

 

秘境感が漂っています。

 

海沿いを走る道道106号線(宗谷サンセットロード)を南下します。海の先には常に「利尻富士」が見えます。

 

「利尻富士」を望みながら、原野の道を進みます。

 

「利尻富士」は数年前に登頂済みですが、もう一度登りたい山です。

 

オホーツク海側の道に劣らず、こちらも見晴らしの良い快適ロードです。

 

途中から内陸に入って辿り着いたのが「サロベツ原生花園」です。

木道が通っているので散策します。

 

 

原野の向こうに「利尻富士」が見えます。

 

 

エゾカンゾウが所々に咲いていました。静かで癒やされました。

 

この後、国道40号線に入って名寄へ。その後、国道239号線を通って紋別に戻りました。この間、特に見所もなかったので、道の駅「なかがわ」、「おといねっぷ」、「びふか」、「にしおこっぺ花夢」、「おこっぺ」に立ち寄り休憩しながら戻りました。この日の走行距離は350km以上に及びました。信号が殆ど無い快適ロードだったので、疲れ知らずで進めました。