最近、読者登録をさせていただいた
ほのはる
彼女は私と同い年の
貴重な、丙午(ひのえうま)生まれ。
なんで貴重かと言いますと
60年に一度訪れる「丙午」。
この年に生まれた女の子は男を食い殺す・・
という、それほそれは恐ろしい言われがあり
この年を避けて子作りをした方大多数。
そのため、私たち昭和41年生まれは
極端に人数が少ないのです。
私の友達は、その迷信のせいで
恋人と結婚の約束をしたものの
丙午の女というだけで
相手の親からの反対を受けて
破談になりましたからね、こわい!
さて。
その、ほのはるさんが書かれている
「思い出の人シリーズ」に魅せられて
私はすっかり
彼女のファンになってしまいました
ブロ友junちゃんも
以前リブログされていました。
ほのはるさんのブログは
テーマに
「思い出の人」を設けてあります。
是非、ご覧になってくださいね
その「思い出の人シリーズ」には
ほのはるさんの小学校時代の同級生が
代わるがわる主人公になって登場します。
各タイトルはその友達の名前になっていて
それぞれの友達との思い出が
ほのはるさん目線で描かれています。
ほのはるさんの
遠い日の記憶が文字となって
まるで、この前の出来事のように
克明で鮮明に書かれているのに対し
それを私の頭の中で想像し
映像化させたとき、、
どこかぼんやりと
霞がかかったように見えるのは
やはり、遠い日の出来事だからでしょうか。
それとも、老眼がすすんだからかな。
いや、私が体験したことではないからか。
私がこのシリーズに魅せられたのには
3つ理由があります
まず、ひとつは
登場してくるお友達は
私の知らない人たちなのに
なぜか、どこか、懐かしい。
私の友達にもいたな、こういう子、
と、思わせてくれるところ。
そして、もうひとつは
文章や構成の秀逸さです。
たんたんと話は流れていくのですが
小さな心の機微の描き方が
繊細で奥深い。
お友達に対する思いも
とても正直でまっすぐです。
小学生の頃のイメージと
大人になって再会したときの対比も
おもしろい。
また、記事の最後の
余韻を残した終わり方がたまりません。
そして
私がここまで惹かれる最も大きな理由は
私自身が小学校時代の同級生に
大きな思い入れがあるからだと思います。
私が生まれ育ったのは小さな田舎町で
前述のとおり、丙午だったので
私たちの学年は極端に人数が少なく
ひとクラスしかありませんでした。
転校生の出入りで変動はあったものの
41~44人くらいを行き来していました。
つまり、
毎日、ずっと同じ顔ぶれで
6年間を過ごしていたわけです。
なので、学年が変わる4月の新鮮さは
担任と教科書だけでした。
他のクラスと競うとか羨むとかはない。
私たちは常に私たちだったので。
ケンカをしても気まずくなっても
すぐに打ち解ける術を習得した。
私たちは常に私たちだったので。
大人になって思い出話をしていたら
「そんなことあったっけ?」と
誰かが真顔で問う。
私たちは常に私たちだったので
同じ思い出をずっと積み重ねてきた、
はずだ。
キミの記憶にないだけか
学校を休んでただけだろ。
そして
私たちは常に私たちだったから
家族のように親密で真剣で
温かかった。
だから
あれから、新しい友達が増えたり
または疎遠になったりする中で
太い軸がある彼ら(彼女ら)との関係だけは
絶対にぶれない。
去年の夏に実家に帰ったとき
近くのコンビニで
久し振りに同級生にバッタリ会った。
その子とは十数年ぶりの再会だったが
私はすぐに彼女だとわかったし
彼女もすぐに私だと気づいた。
ああ、この感じ、、
この表情の作り方、目の動かし方、
話すときに口元に手を添えるところ、
この空気感、このしゃべり方。
隣りに立っていて、懐かしさと同時に
人間っていくら歳月が流れ
容姿が変わっても
その人の根っこにあるものって
変わらないんだな、って思ったら
嬉しくなった。
ほのはるさんのように
筋道だった立派な記憶はないけれど
それでも、
1人1人の顔を浮かべただけで
エピソードが溢れてきそうです。
とても濃い6年間を過ごした私たちは
卒業して40年を迎えようとしている今でも
毎年、集まっては
当時の名前で呼びあって
言いたいことを言っては笑っています。
その大好きな同級生たちとの写真です
たぶん、5年生かな。
男子がかぶっている
好きな野球チームの帽子、、懐かしい。
一番後ろの真ん中で
麦わら帽子にピンクの服を着ているのが
私たちを、3年、5年、6年と
3年間受け持って下さった担任の先生です。
この先生は私を変えて下さった
唯一無二の先生。
先生と私たち同級生との絆もまた
今でも強く結ばれています。
3年くらい前に先生にお会いしたとき
「まるると○○くん、あんたたち2人のことは
卒業してからも、ずっとずっと心配だった」
って告白されました。
あはは、どういう意味なのでしょうね。
内緒です
ちなみに
私は、どれかわかりますか
まー、可愛いほうから数えて6番目ですかね。
えっ?