後編に入る前に・・・

ちょいと自分で自分に毒を吐きます。

前編を読み返して思ったこと・・・。

なんだか、書き方が妙に酔いしれてるかんじ。

しかも、この島根日記シリーズを

「連載もの」とか、ぬかしてるし。

お前は、小説家気取りかっっ・・・笑

以上。



実家から少し離れた町に

親戚のおじさん夫婦が住んでいる。

商売をしている両親は店の仕事が忙しかったため

夏休みなどの長期休暇に、私と弟は、

よく、このおじさん夫婦の家に泊りがけで遊びに行かされた。

おじさんもおばさんも、カラカラと明るい人で

いつも笑っているような人たちだったので

私は、小さい頃から2人が大好きだったy

優しくて、神経質が微塵もないって言ったら失礼かもだけど

好奇心を自由自在にさせてくれる人たちだったので

子供の私たちは、この上なく居心地がよかった。


おじさんたちの子供たちと

花火大会や、カブトムシ探して、ザリガニ取って、

泳ぎに行ったり、ホタルも見に行った。

夏休みといえば、まずこのおじさんたちの顔が浮かぶ

と言ってもいいくらいだ。

朝ごはんで食パンを食べたのも、初体験だった。

家じゃ、ご飯ばかりだったから、アメリカ人になった気分だった。

トーストした食パンに、マーガリンとお砂糖を乗っけて食べた。

これにも、私と弟は目をまん丸くした。

お砂糖~~~~???

それが、びっくりするほど美味しくて美味しくって

ほっぺたいっぱい頬ばった。


そのおじさんが、初夏に病気で入院された。

けっこう大変な手術だったらしい。

この帰省で、病院にお見舞いに行こうと思っていた矢先、

お母ちゃんからの電話の言葉で、涙があふれた。

「おじさんがね、まるるちゃんの

 明るい笑顔と元気な声が聞きたいから

 島根に帰って来たら、会いに来てくれないかって・・・」

嬉しかった、たまらなく嬉しかった。


もちろん、車を飛ばして、すぐに会いに行った。

会うのは、父の法要以来かもしれない。

思ったよりも元気そうで安心したけど、頑張ってくれてたのかな。

そういう人だから・・・。

あとで、おばさんが私にこっそり耳元で教えてくれた。

「まるるちゃんはね、おじさんにとって特別だけんね!」

涙がつつつーっと、頬を流れた。

おじさんは、さして可愛くもない私を

小さい頃から、会うたびに、可愛い可愛いと言ってくれていた。

たぶんそれは、おじさんたちには女の子供がいないからだ

ってことは、幼いながらも思ってたけど・・・

でも、やっぱり、可愛いと言われると、嬉しい。

今回だって、そうだ。

も~、太っちゃってね~!って言う私に

「可愛らしくていいがね~~!!」・・・って。
もー、おじちゃん、わたし今年で47歳笑


「明日にも退院できそうなほど元気なんだけど

 先生が、あと2週間はダメだってよ!」

と、すねたような笑顔で言うおじちゃん。

「今年はね、ものすごく暑いけん、

 病院でもう少し涼ませてもらってたほうがいいよ~~!」

そう言って、握手をして病院をあとにした。


人を元気にするパワーを持っている人っているよね。

私にとって、おじさんたちはそんな存在。

元気づけてあげるつもりが、私が元気づけられた。

おじちゃんの明るさなら、きっとすぐによくなるよ!


相田みつをのただいるだけでという詩が浮かぶ。

  あなたがそこに ただいるだけで

  その場の空気が あかるくなる

  あなたがそこに ただいるだけで

  みんなの心が やすらぐ

  そんなあなたに わたしもなりたい 


次の日、私は、お店が比較的ひまになる昼過ぎに

1人で日帰り温泉に出かけた。

場所は、隣り町にある湯村温泉

私はここの隠れ湯的な風情が大好きで

毎回島根に帰ると、必ずと言っていいほど立ち寄る。

寂びれて、ひなびた感じが、たまらないハート


今回の目的はもうひとつある。

お母ちゃんに温泉水をタンクにつめて持ち帰ること。


 ここが、宿になっている湯乃上館。
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館内は広いのに、1日限定2組しか泊まれない。


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隣りには、藁ぶき屋根の別棟があって・・・

赤いポストが、田舎情緒を高めている。


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   正面から見ると、こんなかんじ。

 ここは、食事処になっているんだけど

中央には囲炉裏があって、実際に火がくべられる。

ここで食事ができるのは、1日1組のみ。


   館内には、浴場がないため、

    向かい側の共同湯に通う。
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        ここが、入り口。

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   足湯をするスペースもあり・・・

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       家族風呂もある。


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中にも外にも、休憩所がたくさんあって

   湯上り後は、たっぷり寛げる。 


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  風呂上りは、やっぱりこれでしょ、

        コーヒー牛乳♪


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 レトロな感じが、和むのよね~~~。


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    すぐ横には川が流れていて

静かな山あいの、このたたずまいに癒される。


おいしい空気と癒しのパワーを上書きされて

家路に向かうまるるなのでした。


いよいよ、次回は最終回・・・

島根日記 ③集う

に続きます22222