息子の告白(1)の続きです。
先ほどは、コメントありがとうございます。
思い出したことがあったので
追記させてもらいました。
県立高校の入試1か月ほど前になると
塾のクラスが志望校別になった。
当然RUKIは、○○高校のクラス。
その初日、塾の教室を出るとき
1人の他校の男の子がRUKIに声をかけてきた。
「勉強できるほうなのに、なんで○○高校受けるの?」
「○○高校で、ハンドボールをやりたいんだ!」とRUKI。
すると、その男の子は目を丸くして、こう言ったそうなんです。
「うそ、マジで?
俺も○○高校でハンドボール
やりたいんだけど!」
RUKIは、目をキラキラさせながら、この話をしてくれた。
私も話を聞いて、奇跡みたいなこの出会いに鳥肌がたった。
大勢いる塾生の中で、そうやって声をかけてくれた子が
偶然にも、同じハンドボール部に入りたいという。
彼は、中学ではサッカー部に所属していたらしいが
そこがまたなんだか感動的だった。
2人とも、中学でハンドボールをしていたわけではない。
これを、縁と言わずになんというのだろう。
入学式のブログにRUKIの左側に写ってる子が、その子。
こうして、RUKIとその子は、
憧れの○○高校のハンドボール部で一緒に汗を流している。
すっかり意気投合した2人は、いま、毎日登下校も共にしている。
出会うべくして出会った、そんな感じだ。
じつは、RUKIたち2人は、入学式の翌日から
顧問の先生に声をかけられ、練習に参加させてもらってたんです。
ありがたい話です。
話が前後するのですが・・・
入学する少し前から、RUKIに「ハンドボールが早くほしい!」
とねだられ、すでに買っていたんですよ!!
も~ねえ、買ったその日から、毎日布団で一緒に寝てるんです。
車でどこかに出かけるときも、勉強をするときも
かたときも離れず、大事そうに抱いている姿を見ると・・・・
あああ、これでよかったんだ、ってあらためて思いました。
毎日部活を終えて、7時~7時半頃に帰ってくるのですが
ほんとにほんとに楽しそうで、
こんなに生き生きしているRUKIを見るのは久しぶりです。
正直、野球では見せなかった顔です(笑)
先輩もすごく優しくておもしろくて、
友達のように接して下さってるようで、安心しました。
顧問の先生や先輩に、
「滞空時間が長くて、投げるフォームもきれいだ!」と言われ
喜んでいましたが、野球を続けてきた賜物ですね。
*ここから、追記部分。
それから、顧問の先生からこんな言葉ももらったようです。
初日の練習に参加させてもらったとき、
「中学では、何部だった?」と聞かれ
「野球部でした」と答えると
「よし、じゃあ大丈夫だ!」と。
キツイ練習に耐えてきた野球部なら大丈夫だ!とふんだのか。
野球部の信頼感って、すごいな~って思った。
また別の日は、RUKIの体を見て先輩が
「なんかお前、野球部みたいな体つきしてるな~!!」って。
「俺いちお、野球部でしたから・・・笑」って言ったみたいだけど
なんか無性に嬉しかったって。
先日には、こんなこともあったそうです。
ハンドボール部のコートの隣りが野球部のグラウンドなのですが
同じ中学の野球部だった先輩と偶然会ったそうで
そのとき、先輩がRUKIに「頑張ってるか?!」って
笑顔で声をかけて下さったみたいなんです。
野球部に入部しなかった後ろめたさみたいなものを感じてたから
その優しさに切なくなって、涙が出そうだったと言ってました。
最後にもうひとつだけ。
中学の離任式に出席したとき、
異動になる野球部の副顧問の先生が
RUKIに、こう言葉をかけて下さったみたいなんです。
「僕は、あの日のRUKIのホームスチールを一生忘れないよ!」って。
私は、その話を聞いて、もうそれで充分だと思いました。
そのとき、やっと吹っ切れた気がしたんです。
先生の心の中に、RUKIの野球シーンが生き続けてる・・・。
それで、充分じゃないか。
同じ野球部だった友達やお父さんお母さんたちの記憶の中に
なにかひとつでも、RUKIの野球シーンが残されていれば
それだけで、満足です。
ほんとはね、別々の高校に進んだ野球のチームメイトたちと
大会とかで顔を合わせたり対戦するのも楽しみだったんですけど
私が彼らには、また会いに行きます!!
そして、RUKIが時間があるときには一緒に観戦に行きます。
だって、進む道はちがったけれど、
同じ時間を共有した大切な仲間だもの・・・♡
野球をしなくなって、衣類のゴシゴシ洗いがなくなったと思ってたら
ハンドボールも、けっこう靴下を真っ黒にして帰って来るんです。
いっぱい、汚して来いよ!!
そして、今年の夏からは、全身真っ黒になるんだろ~な。
野球部は、全身覆われてたから、
腕や首くらいしか日焼けしなかったものね~~(笑)
こうして、RUKIは、野球から離れて
あらたなハンドボールという道に進みました。
これからのRUKIの活躍が楽しみです。
長い長い2回にも及ぶブログを、最後まで読んでくださった方、
ありがとうございました!!!