リビングの時計が壊れた・・・・・。
時間が遅れはじめたので
いつものように、電池を入れ替えたけど・・・
少し経つと、また2分・・3分・・・5分と、遅れていく。
それでも、時計じたいがイカレているとは思わない。
・・・てか、思いたくない。
こいつあ、電池がおかしいんだ!と思って
けっきょく3本、交換した。
だめだ、時計が寿命だ・・・。
切ない、センチメンタルな気持ちになった。
それが、この時計
私たち夫婦は、今年の5月で結婚20周年を迎える。
この時計は結婚当初に購入したもの・・・。
だから、つまり、
結婚してから20年間、
ずっと私たち家族の時を刻んできた時計だ。
その年を待っていたかのように
そっと息絶えて、現役を退いた。
なんでも知っているよね、
ずっとそばで見守ってきてくれたから。
RUKAが生まれて、初めての育児で悪戦苦闘してたときも
RUKIが生まれて、アトピーに効くものを探して飛び廻ってたことも
旦那に「出ていけー!!」と言われたあの夜も・・・
私のひとり言も、私の内緒のおならも、ぜんぶ知ってる。
笑って泣いて、泣いて笑ったこの20年。
もし時計が喋ることができたら
家族のいろんな暴露話が聞けそうだ。
この時計を見ながら、
焦ったり、ドキドキしたり、じれったく思ったり・・・。
君の力を借りて、よーいスタートで
様々な我慢大会やトレーニングをしたこともあった。
旦那と目を合わせたくないときも
君とは何度も何度も目を合わせた。
お説教が長くなると、君に救いを求めたね。
秒針の音が耳について
「いちいちいちいち、うるさいんだよ!」と怒鳴ったこともあったな。
20年間のうちに、何度イスにのぼって電池交換しただろう。
家族の思い出が刻まれたこの時計・・・
だから、君の役目は終了したけど
はいそれと、捨てるわけにはいかない。
功労賞だ、殿堂入りだ。
考えてみたら、我が家の20年選手は
君と婚礼家具くらいだ。
家電製品だってお茶碗だって布団だって
当初のものはあまりない。
もう時を刻むことはなくなったけど
どこかにリボンをかけてオブジェとして飾っておきたいよ。
もしかしたら、これはなにかのひとつの節目かもしれない、
大袈裟だけど、そんなことをも考えさせられた。
20年間、お疲れさま!そして、ありがとう!!
一代目の君に負けないくらいの二代目を探すよ。
もっともっと家族に幸せの時を運んでくれる時計をね・・。
たかが時計ごときで、こんなに長い記事になってしまった。
最後まで読んで下さった方、ありがとう♫