三木市の「粟生線の未来を考える市民の会」が第4回総会を開き、記念講演には宇都宮淨人関西大学教授が | 神戸電鉄「粟生線の会」のブログ

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神戸電鉄粟生線の存続を求めて活動している沿線住民有志の会の「神鉄粟生線を残して」の発信を行っています。

2015年6月14日(日)三木市の会が第4回総会開催、記念講演には宇都宮淨人関西大学教授が来られました。
宇都宮先生の話は
1.問題意識 2.地方鉄道の現状 3.海外の動向 4.都市と公共交通 5.鉄道は再生するか 6.交通政策基本法による政策転換 7.おわりに~粟生線沿線の将来をみすえて

1時間半にわたる大変盛りだくさんの内容でした。 年間600万人も利用していた名鉄岐阜市内線や200万人の日立電鉄線などが廃止されている。粟生線も最高時1420万人の年間利用者が53%減の672万人まで落ち込んでいるような地方鉄道の現状がよくわかりました。
海外の動向では、世界の鉄道は「公共交通の運営は公的に援助」するのがあたりまえ(別表に補助率)
欧米の鉄道の補助率
上下分離や、鉄道とLRTの結合による「トラムトレイン」でローカル線再生していることなどとても感心しました。
また、富山ライトレールや富山・高岡の万葉線の再生なども、私たちの会でも見てきたところもあり、興味深かったです。
 
先生は粟生線のこともよく研究しておられて、こんごどうするかいろいろと提言していただけるのではと思います。