長田を中心とした個人的な神戸グルメ
長田を中心とした個人的な神戸グルメを提供します。
本来のグルメという言葉からしたら、B級に偏るかと思いますが、どちらかというと庶民的なお店、デート向けとか観光向け的なものより、デイリーな個人向けのマジウマ店を中心に紹介しようと思います。
長田のスーパーヒーロー柔道家篠原選手伝説
長田区出身の有名人は多数いるが、あまりそれを公表して自慢げにしている姿を見たことがない。
たまたまそうなのか、何か避けてとおっているのか、杉良太郎は、長田出身を隠したがっているという噂もよく聞くし
テレ東の大橋未歩が神戸出身とはいうが、長田出身とは決していわない。
ま、気のせいということにしておこう。きっと公表する機会がないだけなのだろう。
ま、そんなこんなで
いよいよ北京オリンピックが始まった。
そんな中解説でもでている、篠原信一も長田区出身。
シドニー五輪100kg超級決勝で、フランスのダビド・ドゥイエと対戦し世紀の大誤審によって取れた金メダルに涙を呑んだ事は記憶に新しい。
そんな篠原ではあるがオリンピック当時は、新長田の商店街あたりではガンバレ的な横断幕がそこらじゅうにはられていた。
シドニー100kg超級決勝戦の大舞台
ドゥイエに内股に足をかけられながらも、篠原はそれを、投げられるギリギリの所でかわしてすかし投げた。
ドゥイエの両肩は間違いなく地面についた。
篠原は勝利のガッツポーズ。内股すかし1本!と思いきや、判定はドイエに軍配。
怒る解説者。抗議する山下コーチ。しかし軍配は覆らず
結果ドゥイエの優勢勝ちとなり篠原は銀メダルが確定した。
世紀の大誤審に、各新聞やテレビは猛抗議。
長田区民からも怒りと抗議の嵐。
あちらこちらでオンドレサンドレアンドレ・ザ・ジャイアントの怒号が鳴り響いた。(なんのこっちゃ)
しかし、男、篠原は違った。
一切の言い訳をせずに一言だけ残して
その場を去った。
「弱いから負けた。ジャッジは関係ない」
カッコエ~。
なんという潔さ。
男が男に惚れる瞬間。
もう篠原なら抱かれてもいいと思った。
柔道家、篠原信一は真の男であり
その姿こそサムライそのものである。
そんな篠原の男っぷりにシビれていた同頃
長田区は長田神社
にてわが子と嫁でスーツを着て、子供にオベベを着せてお参りの後に、家族写真を撮るべく、お宮前のまさに「宮前写真館」撮影スタジオへ。
店内に入る。ドアが開いて、いきなり壁に飾られてあったもの、
「し、篠原・・・」
デカイからだとつぶらな瞳を輝かせながら、篠原ファミリーの家族写真がサンプル写真としてドーンと飾られていたのでした。
世紀の誤審に日本中を絶叫させた悲劇のスーパーヒーロー
その悲劇性とはあまりにもかけ離れた
ほのぼのとしたその写真。そのギャップ。
思わずプッっと笑うしかありません。
写真自体は、篠原がデカイ以外はなんてことのない家族写真だったかもしれません。
しかし、新聞やテレビが報道できなかった表現できなかった
篠原の本当の温かさ、デカさ、ユーモアさ、家族愛
を見事に表現したその一枚の写真はあまりにも雄弁に全てを物語っていたのです。
こういう仕事(頼まれごと?)断ればいいのに・・・
宮前写真館という、あまりにも長田区民としてはジモティーすぎる有名写真館において万人の目にさらされる
モデル写真として飾られているおかしさは、あの悲劇を忘れさせてくれる写真でもありました。
彼こそ、まさに長田の誇り、下町の金メダリストだと改めて確信した瞬間。
本当に心が温かくなりました。
今ではテレビによく出て、オモローなギャグを連発している篠原ですが
当時はそんな彼の意外と軽いキャラも知らず見た写真であったので余計に感動したのもあるのでしょう。
今でも飾ってあるのかな~あの写真・・・機会がある人は是非見に行ってください。
長田よいずこへ
神戸生まれの神戸育ちというと
オッサレ~みたいな雰囲気が漂うかと思いますが。
もう一歩踏み込んで
長田生まれの長田育ちというとどうでしょうか。
神戸以外の人は理解できないかと思いますが、長田区民以外の方は大概引いているのがわかります。
うちの社員などは「新長田の商店街は一人で歩いたらあかんよ」と親に言い聞かされて育ったとか
銭湯に行けば、沢山の動物や観音様の浮世絵がみられるとか
長田の手前で引き返せという某暴走族の掟があるとか。
すぐに自転車を貸してくれといわれるとか
少年達に交番が襲撃されるとか
あらぬ噂がまかり通っているようです。
非常に残念です。
ただ一言だけ言わせてください。
もう今はそんなことはありません。(-_-;)
今は、震災復興後は長田も本当に平和で綺麗な街になりました。
綺麗な街になりすぎてすっからかんです。
地場産業のゴム屋(ケミカルシューズ)もダメになり
高齢化が進み、街から若者やイキのいいのがどんどんいなくなりました。
街としての味わいはぶっちゃけなくなってしまいました。
最新で空虚で業とらしいハコモノは、一方で古きよき味わいのあるものも、かえって、みすぼらしさを痛々しくむき出しにしてしまいました。
一体この先長田はどこへ向かうのか。
懐かしい昭和下町のあの頃のパワーは復活できる日が来るのか。
神戸を愛し長田を愛しすぎた男は
いつもそれを憂い、想いを馳せるのであります。
考えられない現実と変貌
高層化が進む・・・長田よいずこへ・・・
