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凌霜ラグビー部OB会事務局殿

いつもメール配信についてご尽力頂きありがとうござます。

昭和52年卒 の河野雄造です。

Cリーグの開幕も間近で、今年の選手諸君の奮闘を多いに期待しています。
開幕戦も含めて、試合の応援に行きたいと思いますが、小生、建設コンサルタントの業務に従事しており、現在は宮城県の最大の被災地である石巻市の震災復興の計画に参画し、10月末まで単身赴任中です。
土日の休みもままならず、残念ながら神戸大学の序盤戦は観戦できません。

阪神淡路大震災で、小生の父親が神戸市長田区で全壊被災し、当時の震災復興業務にも参画していたため、今回も同種業務ということで、老体に鞭を打ち、宿泊先の仙台市から、毎日2時間かけて被災地の石巻市へ通勤しています。
新聞、テレビの報道に取り上げられる現実は一部のもので、周辺は静寂を保ち一見して落ち着いたかのように思えます。
現在、仮設住宅に住んでおれれる被災者の方々にヒアリングを行うと、各人各様に想像以上に精神的にも経済的にも厳しい現実に直面されています。

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ところで、小生の年代に印象深い新日鉄釜石も、被災地の一つであり、先週も同ラグビーチームの勝利がマスコミに取り上げられていました。
このように、満足に練習できない環境下でも、地元地域住民の応援を得て、モチベーションを高め、試合に臨むことの重要性を感じます。
プロ野球の楽天イーグルスや、サッカーのJ1リーグの仙台べガルタも同様にモチベーションを高めて奮闘しています。

現在、ニュージーランドで開催されているラグビーのワールドカップのジャパンも、東日本大震災の東北地方の逆境における逞しさを
選手達の心の糧として、フランス戦に挑んだとのこと。
残念ながら、小生は当日は仕事で、テレビ放映された試合を見ていませんが、後半の残り20分までは、善戦であったとか?ーーー。

精神論で終わらせるつもりは、ありませんが、リーグ戦はモチベーションを高めて、勢いに乗ったチームが最後に制覇します。
昨年は、レベルの高いBリーグで揉まれてきた神戸大学にとっては、下位リーグのCリーグでは、圧倒的に勝利し、絶対にBリーグに昇格することが、監督コーチ陣を含め、選手諸君達に与えられた使命です。
当然他のチームも同様の姿勢でリーグ戦に臨んできます。
時代や周囲の環境が違うといってしまえばそれまでですが、かつては、Aリーグで奮闘された先輩方や、Bリーグに長く常連校として常にAリーグ昇格を目指していた時代が長く続いていたことも事実です。

ラグビーに専念できる西日本の環境下でリーグ戦を戦えることに喜びを感じて、納得の行くシーズンを終えてください。

小生も、11月になれば、関西に戻り、応援観戦に絶対に行きます。

それまでは、インターネット等により、試合成績に注目しながら、今年度の神戸大学ラグビー部の快進撃を楽しみにしたいと思います。


以上

河野 雄造 (カワノ ユウゾウ)