RAI CAFE@栄町
秋晴れの午後に栄町を散策してきました。
南に行けば港、北に行けば南京町というまさに神戸の観光地の間に位置しているこのエリア、少しずつお店も増え、人通りも多くなってきましたが、こじんまりとした雑貨屋さんが多くて休日にのんびり散策するにはぴったりです。
小腹が空いて入ったのは古いビルの2階にひっそりと軒を構えるRAI CAFE。
古くなったビルの趣をそのままに、大きな窓から見える再度山を眺めながらゆったりとした一時を過ごせるカフェでした。
以前に先輩から美味しいと聞いていたスコーンは3種類の中から2つ選ぶことができ、くるみとレーズンシナモンを頼みました。
サクサクの生地に、くるみやレーズンの素材自体の風味がしっかりきいていて、とても素朴で優しい味でした。
秋の夜長はビル・エヴァンス
今週になってから朝晩めっきり冷え込んできました。
寒くなってくると朝起きてベッドから出るのがつらくてつらくて・・ついついのんびりしてしまい、
電車に乗り遅れそうになり、
「今日もやってもうた!」
と自己嫌悪の毎日ですよ。
よく芸術の秋、食欲の秋、と言いますが、なぜかこの季節はお腹もよく空いて、
しかも旬の栗や秋刀魚や秋鯵などなど・・美味しいものの誘惑が多く、特に
炭火で焼いて脂の乗ったお魚なんて本当に「マンセー(万歳)!!」です。
食欲以外にも特に秋になると音楽に浸ってしまうのですが、最近はまっている
のはビル・エヴァンスです。 ビル・エヴァンスは大学生の頃に誕生日プレゼント
に友人にCD をもらって初めて知ったのですが、60年代以降アメリカのジャズ
シーンで活躍したピアノミュージシャンです。 プレゼントされたのは彼の名盤と
いわれる「Portrait in Jazz」。
もらった当初は若かったのかそこまでハマりませんでしたが、あれから何年か
たっていろいろな経験をし、今は彼の奏でる心地よい、けれどほんの少しだけ
哀愁を感じるメロディーが心に染みるようになってきました。
もう一つの名盤、彼が妹デビーの為に作った曲が収められているアルバム
「Waltz for Debby」。毎日と言っていいほど聞いてますが(笑)
秋の夜長にじっくり聞き入るには最適です。
- Bill Evans
- Waltz for Debby
トラットリア・シエナ@北野
連休の最終日、北野のイタリアン「トラットリア・シエナ」に行ってきました。
味にうるさい悪友(?)に紹介してもらってからというもの、リピーターになってしまったわたしですが、
神戸ではひそかな名店です。
お店は決して広くありません。かなりこじんまりとしていますが、ちょっと暗めの照明や、マダムのいい
意味での「放任」なサービスも心地よく、ついつい長居してしまいます。
お料理はどれも素朴なイタリアの家庭料理といった感じ。けれど、野菜にしろ、魚介類にしろ、すべて
に素材そのものの味が生かされ、シンプルでありながら、一口食べたら思わず「!」と一瞬止まるくらい
インパクトがあります。「これは美味しいぞ!」というインパクトが。
そして噛み締めるたびになんだか「おいしいものを食べる幸せ」を感じてしまいます。
おすすめなのは「ポルチーニ茸のタリアテッレ」と「生うにのスパゲティ」。両方ともクリーム系なので
一度に頼むのはちょっと重いかもしれません。どちらか一つを頼んで、もう一つは次回行くときのお楽
しみにしてみたらいいのではないでしょうか。ポルチーニ茸の香り・甘みと苦みを含んだ独特の風味と、
クリームが混ざりあった味。最初食べた時は感動ものでした。生うにはクリームが入っているにもかか
わらず、うに自体の風味を損なうことなくにんにくも効かせてあって、一体どんな味付け・どんな分量で
ソースを作っているのだろうと感心します。絶妙です。
場所は北野坂・山手幹線より北へ少しあがった「セブンイレブン」の細い路地を西へ入ったところです。