大腿骨左頚部骨折後の歩行の安定性を図る住環境を考えます。 | 福祉住環境コーディネーター☆住まいリフォームプランニング

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福祉住環境コーディネーター神戸リビングケアKRKの山下智砂子です。おはようございます。スカッと晴れて気持ちより朝ですね。今日も一日はりきって参りましょう~。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 大腿骨左頚部骨折後の歩行の安定性を図る住環境を考えます ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


●事例

・Aさん 女性 70歳

・大腿左頚部骨折により意欲低下と歩行困難。

・改善前のADL:ADLはほぼ自立しています。外出はできません。

・介護認定:要介護1

・介護者:特になし

・家族構成:独居

・住宅状況:木造2階建ての築20年


※一人住まいのAさんは2か月前に階段から転倒。大腿骨左頚部骨折でオペを受けました。

 退院前に要介護1の認定を受け退院後精神的に落ち込むことも多くなりました。

※2階の寝室から1階へとバッドを移動。終日そこで過ごすようになる。

※食事は近居の親戚が届けてくれる→コンビニ弁当。

●リハビリもしたくない。でも自立はしたい。これまでと同じように2階で過ごしたい。

                         ↓ などなどケアマネに相談

※2階での生活が可能になるような住環境を考えることになりました。


①週1回のリハビリには住宅前の道路からタクシーを利用。

→どこから外に出るか検討。

・2階から外階段を利用。 ・屋内階段を利用。

②毎日の生活の中でも1階にある浴室利用が考えられます。

③ゴミだしに勝手口を利用すことも考えられます。外出にも使っていました。

→これらを考慮し

※屋内階段を利用し手すりを設置することにしました。


※外出に使っています土間にある段差360mmを2分割した高さ180mmの踏み台を設置します。

※壁面に横手すりを設置、上がり下がりしやすくしました。

※勝手口にも横手すりを設置しました。

※階段の手すりは片側のみ。連続手すりを設置しました。

※トイレは1階の両用便器にすでにかぶせ型の便座を付けて洋式便器の使い方をされていました。


◇このようなことを踏まえ、Aさんは階段の昇降が安全にできるようになるなどAさんの精神面においても

 安定されてきました。


◇◆次回は脊髄損傷の方の生活意欲向上に繋がる住環境を考えます。





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