写真とWEB、著作権

写真とWEB、著作権

写真をWEB上で売ること15年。
日々発生する悩ましいこと、楽しいことを吐き出します。

Amebaでブログを始めよう!
長年、写真をウェブ上で販売するという仕事に携わってきて、販売する商品はオープンな環境で誰でも見れる状態で並べてきました。それが普通のことだろって思ってたんだけど、会社が変わって取り扱う商品がイメージよりのものから報道写真に変わったもんだから悩む。なんで悩むんだっ!って感じだが悩む。

その主な理由は写真の内容であったり被写体のこと。それと編集者の気持ち。

例えばデモ行進している写真がある。写っているのは一般人。デモ行進に参加しているのだから記事としてメディアに掲載される事に被写体は文句を言えない。しかしながら写真の販売サイトに掲載されることには文句を言いたくなるのではないか。だってメディアじゃないんだから。ここは細心の注意が必要なポイントだと思う。クローズドなサイトに限られたプロがアクセスするだけなら問題ないが、オープンにして誰もが見ることができる状況には置けないなと思う。

もうひとつ気にしているのは編集者の気持ち。世の誰もが見ることができる写真を自分の記事に使いたいと思うのだろうか?オープンな出来事(例えば首相の靖国参拝とか)とはいえ、なんとなく仕事上の優越感みたいのが薄れやしないか。まぁ、あまり良くないメディアの発想ですがね。この辺りは実際の編集者の方たちに意見を伺ってみたいものです。

オープンにして誰でも見ることができるものと、プロのユーザーだけが見えるものとの切り分けを行いたいというのが本音です。しかし過去にその発想は無かったので、これを実現するためのフラグが設定されていない。そして適切な線引き条件も見当たらない。。。

今日結論を出すのはやめておこう。