みたいな販売の仕方に違和感しか感じない僕ですが、ハウスメーカーの中にもよく似た販売をしている会社があります。
「ご契約いただくと5泊7日ハワイ旅行プレゼント」
みたいなのはまだいいとして、悪質だなと思うのは
「アパートを建てると20年間の家賃保証をいたします!」
というやつ。
これは地主さんたちの相続税対策を狙った販売で、病床のおじいさんやおばあさんの名前で借金をしてアパートを建てさせることが目的。借りたお金は死亡時に資産からマイナスできるため相続税が少なくてすみます。
かといって、建てたはいいが住人が集まらなければ返済できず恐い、という不安を解消するために家賃保証を謳い安心させた上で契約にこぎつけるのが狙いです。
一見すると悪い要素はどこにも無いようにも見えます。
ですが、建てられるアパートの質がとにかく悪いことが多く、壁が薄いから隣の部屋でティッシュをとる音まで聞こえるという話も聞いたことがあります。
そんな部屋が相場に近い家賃で長く利用されるはずもなく、数年経つと空室が増えます。それまでの家賃では入居者が集まらないので地主さんは家賃保証を求めるのですが、実は家賃保証額は3年ごとに保証会社が見直しできるシステムになっていて、建てたハウスメーカーは地主がいくら借金して毎月いくらの返済が必要なのかを知っているにもかかわらず、全く返済不可能な保証額を平気な顔で提示してきます。
実際、全国にはアパートを建てて返済できなくなり自己破産した人が、かなり沢山います。
僕はこれを合法的詐欺と呼んでいますが、みなさんはどう思いますか?
