そして。新・幕末純情伝と、母の名言のことなど☆ | コバニャシのひとGUCCIメモ~中村真知子ブログにゃ

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名前はコバニャシ。猫にゃ。生まれた時、雄雌わからず適当にコバヤシって名前つけられたの。でも飼い主は小林さんじゃなく、世の小林さんもいいメイワクよ。飼い主はただのカプチーノ好きの女。ぷっ。なんだか女優とかいうことやってるらしいわ。わたしのが女優っぽいけどね。


中村真知子


そんなこんなで続きにゃ。

まずはこの写真。
なぜマチ子が満面の笑顔にゃのか。

「新・幕末純情伝」の東京公演の打ち上げで、
ある方と念願のお写真撮らせていただき、
明るく優しくサービス精神輝く和田くんが
カメラでパチリしてくれたのですが、
「マチ子さんのこんな笑顔見たことないよー」
と言われるくらい、
マチ子、常にいっぱいいっぱいだったのです。
(右側にいる方、ブログに載せる許可もらうの忘れました(悔涙))


「つかこうへいとワタシと日本の夏」
とタイトルつけたくなるような夏を過ごしたマチ子。

「新・幕末純情伝」in PARCO劇場においては、
おそれ多くも演出助手という形での参戦。

…ヘビーでした。
…ひじょーにヘビーでした(笑)
言葉にできないヘビーさでした。
いやはや、慣れないこたぁするもんじゃないです。

出演者であり、稽古場を支え、
いてくれるだけでも精神的にマチ子も支えられた
古き良き友人である吉田智則くんに
稽古が終わるころ、
「お前…この一ヶ月で老けたよな( ̄ー ̄)」
と半分真顔で言われ、
それが彼一流の冗談だとわかっているマチ子、
「やっぱりぃ~?アタシもそう思う~、カカカ」
と笑い飛ばしました。
…が、まさに毒リンゴ食べたがごとく、
老けこんでおりましたの(笑)

ですけれど。
稽古初日から誰よりも気迫を感じさせてくれ、
最後まで凛とした気迫と、凄み、
まっすぐな愛らしさを魅せ続けた鈴木杏さん始め、
出演者のみなみなさまは、
マチ子のツタナさや
しきりの悪さにも嫌な顔せず、
良い作品づくりへ向かうために
いつだって知恵とお力を貸してくださいました。

殺陣師でもある藤榮さんは、
進行のゆるいとこ、スケジュールの組み方まで
相談にのってくださいました。
この方がいなかったら、マチ子は
何も進められなかったんじゃないかしら。

スタッフのみなさまは、
マチ子のまったくスタッフワークの
わかってなさなどまるでないことのように、
オールフォローしてくださり、
マチ子を自由にしてくださいました。

制作のみなさまは、
マチ子の嘆きにも
優しくアドバイスくださいました。

杉田監督も
プロデューサーの岡村氏も
マチ子なんかの言葉にも耳を傾け、
きちんと向き合ってくださった。

とても嬉しかった。
向き合ってくださったみなさまが、
とにかく優しくて強くてほがらかで
素敵な方ばかりだったんだな、と改めて。

何より。
お客さまが、この公演の存在自体を喜んでくださった。
本当に本当にありがたい喝采がそこにありました。

「アタイ、お師匠の作品をお客さまに届けるためなら、
できることはなんでもするんだもんっ」

マチ子。37歳。
幼稚な思考回路から抜け出せない痛々しさとともに
もうちょっとできる事とできない事をわかる大人でありたい希望を抱き
また何かを届けるお手伝いができるよう。
マチ子に残された道は限りあるのだから。
うんと笑顔でみなさまにお会いできますよう。


そろそろまた…
新たなお話ができそうな気配とともに\(^-^*)



…あ、そうそう。
だいぶ前に予告していた母の名言。
マチ子が師匠を失った哀しみにくれていたとき。

母はしばらく泣きじゃくるマチ子を優しく見守り、


…そして、一言


「あんたを最初にダメにした男ね」


「………!?」

心が飛び出すほと吹き出しました。


母、恐るべし。