日本酒の夜明け

日本酒の夜明け

神奈川は中央林間で日本酒居酒屋を営んでおります。
日本酒について思うこと、好き勝手書かせていただいてます。

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日本酒を選ぶのが難しい理由。

 

このタイトルですがダブルミーニングなんです。

 

 

1つ目の意味は、どれを飲んだらいいかわからない。

 

居酒屋さんでも酒屋さんでも。

もちろんお店の人に聞くというのも一つの手ではありますが、

店員さんが全員詳しいわけではないとか、

聞くのが苦手だったり、そこまでして、と思ってしまったり。

 

難しいんですよね、純米だとか吟醸だとか無濾過とかあーだこーだいっぱい書いてある。

またこれも厄介で酒税法によって「清酒の製法品質表示基準」というのがあるのですが、

禁止表示事項というのはあるのですが、表示義務は意外と少ないんです。

 

簡単に言うと、名乗れる基準はあるけども、名乗らなくてもいい。といった感じ。

禁止事項でなければ表記していいものも多く、わかりにくくなってるのが否めません。

 

その表記1つに酒蔵さんの想いが乗ってると思うので、

簡単にすればいいってものでもないんですけどね。

 

でもやっぱり「普段飲まないけど飲んでみたいな」の時の敷居の高さは否めません。

 

 

 

2つ目の意味。

 

その店の日本酒、大丈夫ですか。

ってやつです。

 

日本酒って実はとても繊細な飲み物なんです。

紫外線や温度に非常に気を使います。

 

ワインなんかがいい例です。

保管温度や、紫外線の当たらないところに横置き保管するのが常識として浸透してきていますが、日本酒もそうなんです。

 

更に、開栓後どれだけ経過しているかもとても大事です。

開けたてと、数日後では味がガラッと変わることも少なくありません。

長期間おいてしまっては本来の味はもう失われ、劣化していてもおかしくありません。

 

今の時期ですと新酒の生酒がだいぶ出荷されてきていますが、

開けたての、しゅわっと活性を感じるフレッシュさは、翌日には無くなっていたりします。

 

 

さてここまで書いてお分かりの通り、

その飲み屋さんの日本酒大丈夫ですかね?ということです。

 

ウチのお店にいらっしゃったお客様が、別の店で飲んだ〇〇がとんでもない味だった。

と仰ることも少なくありません。

 

じゃあどうするのといえば、日本酒が好きな人がやっているお店に行くのが一番です。

 

つまりうちの店です

 

好きな方がやっていれば、劣化した日本酒を出すこともないでしょうという希望。

 

あとは日本酒を飲んでいるお客さんの多い店。というのもアリです。

飲んでいるお客さんが多い=回転率が高いので、老ねている可能性も低いです。

 

一番簡単なのは周りにいる日本酒が好きな方に連れて行ってもらう。ですかね。

 

あとはウチの店にくる、とかです

 

 

 

まとめますと、

 

その店の日本酒大丈夫か。

大丈夫だとして名に飲むかがわかりにくい。

 

解決策を何も書いてないあたり体たらくな締めくくりですが、それはまた後日。

 

たなか