街中華保存委員会 15回 喜楽(渋谷) 早朝、ムクムクと頭をもたげた衝動 | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

夕刻、夜も会議が無い日は、家事や昼休みを差っ引くと、10時間程働いて、
 
16時である。
 
そして21時には寝てしまうから、翌朝4時には仕事が始められる。
 
私は睡眠を大きく削って余暇を産み出しているのではなく、
 
あくまでしっかりと寝て、朝4時から仕事、というルーティンだ。
 
 
 
 
この朝は、床で目覚めると、
 
必死に舌先で粒状の何を探して続けていたようである。
 
安眠による涎が唇の周りに乾き、しばらく忘れようと抑えていた夢想の果て。
 
意思に反してこの邪な企みがムクムクとあたまをもたげ始めた。
 
 
 
私はこの現象を「朝顔」と呼んでいる。
 
 
 
褐色を帯びた粒は香りが強いが、舌先で味わうと、とても、甘い。
 
白肌の房も甘味を帯びて躊躇なく頬張ってみる。
 
歯形を付けようにも逃げてしまうほどの弾力。
 
ワシワシと茂みを食い進めばその先には迷宮が広がり無我夢中になって進攻していく私は
 
果敢なる食欲ソルジャーである。
 
 
 
夢に出てきたのは、街中華の名店の定番の一品。
 

 

 

 

 

 

 

渋谷喜楽、大井町永楽の中華麺は、時折、こうして夢に出てくる。
 
技術の進化は、どこでもドア、にはまだ辿り着けない。
 
早朝だとUberもやってない。だから自分で作るしかないのだ。
 
長ネギの青い部分を刻み弱火で揚げるその横で卵は寸止めボイル11分。
 
皮を剥いてカエシに浸けて、麺を茹でる前にモヤシは寸止めボイル3分。
 
ラフテーを分厚く切り、
 
朝6時半には国内初の朝・喜楽、朝・永楽を食べる自分はかなりの幸せ者である。
 
カエシは甥の自作、
 
ラフテーは飲み仲間Nサンからの頂き物。
 
感謝しながら一気にズル&シコの、恍惚モーニング!