深夜のブレックファスト・イン・アメリカ | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

やはり、自分には海外出張が似合わないようだ。

ニッポン・モードで夜はガンガン呑んで大の字になって寝付けるが、

順調な睡眠の夜間飛行は、二時間ほどで失速、目が醒めてしまう。

昨夜は3時、
なんと2日目は、1時、である。

食欲の波が生理不順に陥り、
急激に空腹感を覚える。

性欲はコントロールも可能だが、
食わないことには、翌日を迎えられない。

中庭で取る朝食まで、まだ、
七時間もある。

ルームサービスを試みることにした。

ロースト・エーコン・スカッシュ・スープを頼む。

R から始まる単語は苦手だ。
その後の、エーコン、
スカッシュ、
スープ、
の比較的簡単な発音で持ち直し、
電話口に出たルーム・サービスは、理解してくれた。

20分待って、と言われたと思う。

その間バスタブに熱々のお湯を満たし、シャワーを浴びていると、ベルがなる。

アイ・キャント・スリープ、
カズ・ヘビー・ジェットラグ、
イッツ・テリブル。

伝わったのだろうか。
チップを渡すと黒人の従業員が、
グラミーを取った今は亡きナタリー・コールのように、素敵な笑顔で、おやすみなさい、と笑った。





カボチャの濃厚さに、オニオン、ニンジンのコクが加わり、それこそ、ペロリと平らげる。






さあ、もう少し、寝よう。
こちらの時間で金曜日午前3時24分。

午前は会議、
ランチを取りながら、取引先幹部と密会ミーティングがある。

ゴルフ場が真夜に横たわり、
おいで、おいで、をしている。

なぜか、グラブとティー、ボールと帽子をスーツケースに入れて来てしまった。

夜9時にこのリゾートから空港に一時間のタクシー移動。

ラウンジで翌日中東へ向かう♀部長と出張リポートを書き上げたら、土曜朝1時に離陸、12時間のフライトを経て日曜日朝5時に羽田へ帰着である。

寝られないときは、
トイレ横でストレッチしながら、
静かに。小さく。
ダンスの振り付けを思いだそう。

それでつまみ出すような、エアラインでは、ない。
世界最高峰のサービスで、
甘く見過ごしてくれるに、違いあるまい。