kobacabana 3.0

kobacabana 3.0

音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

2004年。まだBlogが一般的になる前の創成期。
他のBlogサービスで書き込んでいた内容を、
この度、このアメブロにごっそり引っ越すことを決断。
内容的には既に古く超個人的感傷が満載。
是非、ご笑覧いただけたら、と思う。
徹子の部屋などで歳老いた女優が出てくると、だいたいは「料理はしないんですの」と誇らしげに語っているが、そう答えることが既に演技なのだと思って聴いている。

低次元な世界でしばしば耳にするのは、
女優ではないにしても、

庭仕事なんて面倒だから庭師に頼んでる、

甘やかされて育ったので周りが何でもしてくれた、

夫は(偉いひとなので)荷物すら運ばない、

牛丼なんて労働者の昼飯、

中元が届きすぎて置き場所がない、


など、本人はマウントのつもりでも、周りからしたら【何一つ自分という存在感が無いヒモ】と見ているものだ。

特に、旦那が荷物を持ったことがない、という御仁には、
「腕を大怪我でもしたですか」と、からかってあげたら、ムスッとして寄ってこなくなった。
こういう害虫駆除の手もあることを、皆さんと共有したい。

低い層の話はこのへんにして、大女優が料理をしない、という風潮のようなものは、とても嘆かわしい。

私が尊敬するのは沢村貞子さんだ。大女優なのに三食料理をしていた。デパ地下で惣菜買って皿に盛るだけの家事詐欺が横行する中、沢村貞子さんは、毎日毎食料理を作り続けたのである。

そして、この私。俳優ではないが、サラリーマンとしては大ベテランであり、デジタル分野のプロフェッショナルだ。そんな私だが、リモート生活では毎日、最低一食は料理する。私のライバルは、ビジネス以外の分野ではマダムたちだ。あれだけハードなレッスンを毎日やり続けているのだから、追いつけるはずもないが、彼女たちより料理が巧い、となれば、ダンス回数では無理にしても、同じ土俵で戦えてるわけである。

ま、彼女たちとは戦うというより同志でもあり、からかったり、いじったりもできるので、私の心の拠り所でもある。

さてこの、歌って踊るサラリーマンの、昨日の昼飯は。







精進カツ丼(糠漬け付き)


油揚をトースターで焦げ目が付くまで焼く。


 

 


この鍋にお出汁、味醂、玉ねぎを入れ強火で炊き、カリカリに焼いた油揚を切って載せ、溶き卵を回し入れ蒸らし、完成。

糠漬けも自作だから、完璧と言うしかない。

しかも美味いのなんのって。
沢村貞子さんの献立の本をまた読みたくなった。


人任せで生き延びるより、自分でも出来る人物に。

嫁に何でもやらせてはならない。家政婦ではないのだ。

弁当作って仕事場に行く人を私はたくさん知っている。その人たちは、とても魅力的なひとばかり。

何もできない夫は、揚げかすにもならないほど、使い途が無い。

即、別れなさい。