学びたい気持ちを引き出すために
こんにちは。店長とスタッフがやりがいを持って働けるお店を作り出す、「店長コーチ」の小林章子です。前回のブログでは、専門学校の授業初日のオリエンテーションでやっていることをお伝えしました。やっていることは5つ。① 私を知ってもらい② 学生のことを知り③ 何のための授業なのかを伝え④ どんな時に注意をし⑤ どんなことを評価するのか前回は、この①と②について詳しくお伝えしました。今回は③についてお伝えします。何のための授業なのかを伝える・・・この場合、その理由はもちろん、「いずれファッション業界で働くときに役に立つから」なのですが・・・これだけを伝えてやる気になる学生は、残念ながら、そう多くはありません。・・・以前、こんなことがありました。私が当時受け持っていたのは、来年には卒業という、2年生に向けた選択授業でした。授業内容は前期と後期で内容が変わり、前期は、就職に向けての授業、後期は、社会に出てから役立つマナーや知識を学ぶ授業。前期が終了した時点で、後期の授業を受けるか受けないかを、学生が改めて検討できるという少し変わったシステムでした。前期に、殆どの学生が内定を取得し、「よっしゃ!後期は就職後に役立つことをたくさん教えるぞーっ!」と、腕まくりをしていた私・・・そんな私に担任の先生が、とても言いにくそうにこんな報告をしてこられました。「小林先生・・・実は学生の8割が、後期は授業を選択しないって言ってるんです・・・」「将来の自分に役立つ授業内容なんだよ、とも伝えたんですが・・・」「うそーん」学生のほとんどが、学校が終わったら夜遅くまでアルバイトに励み、翌日も朝から授業という生活。そんな忙しい毎日を送っていることも知っているので、受けるかナシにするかを選択できるというシステムを考えたら、楽な方へ流れる気持ちも充分理解できます。私もその立場だったら、そうするかもしれません・・・でも、このまま「はい、わかりました!」というのも、何か違うな・・・と思い、せめて、何をやるのか、何のためにやるのかをきちんと伝えてから、一人ひとりに選択させよう、と思い、後期の授業のプレゼン(?)をすることにしました。プレゼン内容はこんな感じです。-------------------------------------------①どんな授業内容なのかを、テーマ別に箇条書きで記載した用紙を学生に配る。②それがどんなときに役立つのか、それが身に付くとどんな自分になれるのかを、項目毎に一つひとつ説明する。③その上で、学生にその項目について、自分ができていると思うものにチェックを入れてもらう。④最終的に、改めて後期の授業を受けるかどうかを、用紙の最後にYES/NOで記入してもらう。-------------------------------------------というものでした。結果は、「受けない」と言っていた学生のうち、8割が「受ける」に変わりました。内心、ホッとしましたし、それと同時に、相手をやる気にさせるには、それをやる意味や理由を伝えることが大切なのだと改めて感じました。『何のためにやるのか』『どんなときに役立つのか』『それをすることでどんな自分になれるのか』それを伝えることで、この時は学生に動機付けをすることができました。授業スタート前に、③ 何のための授業なのかを伝えるということを必ず行うようになったのは、このときからです。指導する立場としては、学びたいという気持ちを引き出すって大切ですよね。指導される側は、やる意味をきちんと理解することで → 動機付けができ → やる気が出る指導する側としては、やる気を引き出したい → 動機付けをするには → やる意味をきちんと理解させるこれも一つの方法だと思います。あなたが部下の学びたい気持ちを引き出すために意識していることは何ですか?参考になれば嬉しいです。