こあです。こあらじゃないよ。


幼いころから読書が趣味です。

最近では遠ざかっていましたが、またたくさん読めたらと思っています。

読んだ本はみなさんと感想を共有できたら幸いです。

 

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こあの読書記録を初めてご覧いただく方は、あらかじめ下記の内容をご了承ください。

 

〈概要〉では、その本のざっくりとした内容を紹介します。ジャンル(ミステリ・恋愛小説・SFなど)や主人公の性格・性質などを記載しますので、それすらネタバレと思われる方は、閲覧しないでください。

 

〈感想〉にはネタバレも含みますので、ご注意ください。同じ本を読んだ方と感想を共有したいため記載します。まだ読まれていない方で、読むかどうかを決める参考にされたい方もよろしければご覧ください。

 

なお、感想はあくまで個人の感想であり、批判を目的としたものではありません。また、感性には個人差があることも承知しておりますので、考えを押し付けるものでもありません。

 

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〈概要〉


著者:西尾維新

今日子さんが誘拐され、探偵事務所に住み込みで働いてる警備員、親切(おやぎり)守の元に身代金を要求する電話がかかってくる。


〈感想〉

今日子さんには今日しかない。
今日、いまこの瞬間を乗り越えるためなら、過去にどんなに苦労して作った色見本も躊躇いもなく消せる。それがまたいつか役に立つかもしれないものであったとしても。
今しか見ていない(脳の障害上今しか見れない)今日子さんを私も時に見習うべきだと思う。
今日〇〇しないと、そろそろ〇〇しておかないと…すぐにそうやって、今の自分をいためつけようとしてしまう。
過去にあれだけ頑張ったのに、どうして今うまく行かないの?!とも考えてしまう。
けれど、何も怠けようというのではなく、今の自分に無理なことなら無理だと受け入れよう。
過去があったから、今はあったとしても、過去に縛られて「こうあるべきだ」「こうでなくっちゃ」と考えたりせず、経歴にこだわるのも辞めればいい。


内容の細かな話をすれば、HEADとBEDはクビを捻らざるを得ないし、内容的には厚みはないとは感じたのだけれど…結局犯人は何の情報が欲しかったんだろう?

私が今日という1日を楽しむには満足な一作でした。

そして、今日子さんのポテンシャル、ティーンエイジャーの頃のグローバルな活動。
過去をバッサリ捨てられるメンタル。
今日子さんはやはりツバサ・ハネカワでしょうか?!