こんにちは。こあらです。

 

 

今期ドハマりしたドラマ「良いこと悪いこと」が終わってしまいました。

 

 

年末の繁忙期で9話の考察はあまり書けずでしたが、

9話から10話にかけての怒涛の展開

そして物語が問題提起する数多くのテーマに考えさせられること続きでした。

 

 

まずは感想の前に、10話で明かされた新たな犯人…についてです。

ネタバレ含むのでご注意ください。

 

 

 

  真犯人とは

 

最終回の予告には「真犯人だーれだ」とあったので、

そこは少し、あれ?と思ったところです。

 

 

最終話を見て個人的な感覚では、

東雲や今國は「共犯者」ではないかと思いました。

 

 

 

仮にもし、最初に言い出したのが今國や東雲で、

宇都見に対して一貫して指示する立場がこの2人だったのなら「真犯人」はまぁ納得する部分はありますが、見た限りでは…それは「共犯者」だよね?となった部分が大きかったです。

 

 

最終回予告を見て「真犯人」とあったので、

宇都見をそそのかした人(実は違うベクトルで復讐をしたかった第三者)がいたのか?という想像もあったんですよね。

 

例えばですけど、

今國が真犯人で、実は紫苑のことが好きだったから宇都見と婚約したことが気に食わなかった。

自死に見せておいて実は今國が○していて、キングと再会したトラウマとは関係なかったのに宇都見に恨みを抱かせて6人を○させた…

 

みたいな。

こんなことすら想像しちゃいました。

さすがにないとは思いましたが「実はこんなことが起きてました」的な超驚きのどんでん返しもあるのか?とハラハラしたので。

 

 

 

 

でもやはりそれはなくて、大体多くの人の想像通りで、

2人はタクト学園での仲間であり紫苑と一緒にトラウマを乗り越えてきた仲間、そして紫苑が亡くなってからは宇都見と一緒に計画を立てて進めたってことでした。

 

 

 

  印象的だったシーン

 

東雲と園子が対峙しているのと同時進行で今國とキングが対峙しているシーンを交互に映す演出、すごくよかったです。

 

キングは今國を○すことはないだろうとは思いましたが、

自分に銃を向けるのではないかとすごくハラハラしましたね。

 

それで罪を償うというエンドは私個人的にはあまり望んでいなかったので、そうならなくてよかったと思いました。

 

 

 

今國、自分が撃たれる覚悟で復讐に加わっていたんですね。

 

宇都見はだいぶんもう覚悟が決まっていただろうと思いましたが、今國も自分の身を犠牲にしてまで復讐を果たそうとしたと考えると、紫苑の気持ちを想像しても複雑なものがあります。

 

 

イマクニでの紫苑、宇都見、東雲、今國の4人の楽しそうな回想シーンは切なかったです。

 

 

 

東雲のやっていることは悪ですが

園子とのシーンでのセリフには共感する部分がありました。

辛い事実ですが、世の中って何か大きな悲劇や、悲惨な事件でも起こらないと変わらないですよね。

 

 

 

たとえば誹謗中傷とかもそうですけど、

残念ながらこれまで自ら命を絶った方がいました。

でも、悲しいことにそういった大きな事態にならないと法整備も進まなかっただろうし、誰か犠牲者が出ないと世の中は変わらないのってすごく理不尽ですよね。

 

でも、紫苑の死を経ても、6人はもちろんそんなことはつゆ知らず普通に暮らしているし世の中からいじめは消えることはない。何も変わらない。そう思ったんでしょう。

 

 

法律でいじめを裁けるようにしたい。

そのためにはこのような大きな事件を起こすしかない、

みたいな気持ちはあったのだと思います。

東雲の悲痛な思いは伝わってきました。

 

 

 

でも、だからって○人事件を起こすことが正義ではない。

みんなが良いことを自分で選ぶことを信じる

というような園子のセリフが印象的で、

この話に園子がいてくれてよかったと心底思いました。

 

 

 

  なぜイジメたのか

 

今國がキングに詰め寄るシーンで

じゃあなんでイジメたんだよ、○んで欲しかったからだろ」といったセリフがありました。

 

キングが泣きながら

いや…本当は悪いことだって分かってた

と言いながら、何も明確な理由が言えなかったのが印象的でした。

 

 

私は最終回の中でこのやり取りが一番心に響きました。

 

イジメる側は、多くの場合別に深い理由とか恨みとかではないんですよね。

ただ面白半分でやっていた、そして人を落とすことで自分が上に行ったような気分になりたいという人間の嫌な部分が、未熟な子供時代は余計に抑えられずになんとなくやってしまったというところなのだと考えました。

 

 

それを、

このような深刻なことだと当時は全く考えずにやっていた。

 

これがいじめなんだろうなと思います。

 

 

 

 

 

キングが心底後悔していること、

そして週刊アポロの取材で自分のやったことを告白、懺悔したところがありましたが

これからも背負って生きていく気持ちが伝わった最終回でした。

 

 

  ラストシーンの意味

 

ラストで花音が倉庫に閉じ込められているシーンがありました。

 

歴史は繰り返してしまうのか…

と辛く思ったところで助けに来てくれた子がいましたね。

 

印象的なラストでした。

 

 

 

 

視聴者も

誰かを助けることを選ぶ人間であってほしい

 

悪いことは世の中で起こるけど、

良いことをあなたも選んでほしいというメッセージも含まれているのではないかと思いました。

 

 

いじめのシーンの回想とかも多々ありましたが、

園子の場合、誰か助けてくれる生徒もいなかったし、先生も全く助け舟を出すどころか放置してました。

(てか横道にそれますが、先生、紫苑のリコーダーのときもしっかり見てるのにほぼ何もしてなくて…これは酷いと思っちゃいました。)

 

誰か一人でも手を差し伸べてくれる人がいれば、

こんな悲劇の連鎖にはならずに違う結果になっていたかもしれません。

 

 

 

 

花音が閉じ込められてしまったところ、

これは東雲がキングに制裁を加えるために記事にした結果、さらなるイジメが生まれてしまったという負の連鎖ですよね。

東雲たちが望んでいたいじめのない社会ではなく、皮肉にも新たなイジメを生む結果になってしまっています。

 

 

復讐には意味がないということも

たくさんの人に伝わっていたらいいなと思いながら見ていました。