勉強を始める際に、まず大事なのが基本書等で何を使うかに始まります。
試験の性質上、周りの人が知っていることは知っておくべきであるし、知らないことは知らなくても大丈夫です。となれば、まず周りの人が何を使い、司法試験レベルで何を教科書として使うべきかを知る必要があるかと思います。
そこで、最初の段階として、私の使っていた教科書と、その評価、使用方法を参考にしていただけると良いと思います。
まずは、用途も色々あると思うので、教科書から入りたいと思います。(5点満点評価)
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憲法読本 総合評価 5点
わかりやすさ 5点 答案使用可能性 5点 受験生の使用度 3点
これは、憲法の基本書で一番おすすめの本です。これは、多くの受験生が聞いたことのある宍戸先生を始め、比較的若い先生がお書きになっている本です。そのため、わかりやすさが他の本とはくらべものになりません。
そして、答案の使用可能性もある。これは、憲法の保障根拠を明示的に示しており、その根拠から見解がどうなるかまで書いてあります。保障根拠をここまで丁寧に書いてある本はこれしかないです。
しかし、受験生の中でそこまで広く知られていなかったりして、実は使用度がそこまで高くないです。そのため、差をつける1冊として読んでおくと非常に良いと思われる1冊です。
総合評価としては、是非この1冊をという本です。ただし、若干きれいにまとめすぎていて、それでは伝わらないでしょうという本でもあります。これをベースに良く理解できない点を補充していくのがベストでしょう。
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芦部憲法 総合評価 3点
わかりやすさ 3点 答案使用可能性 3点 受験生の使用度 3点
皆さんご存知の芦部憲法です。人時代前であれば、この本しかないという状況でした。
しかし、その内容は、簡素で非常にまとまりが良いは良いですが、この言葉の意味を受験生が理解できるのは非常に困難です。そのため、わかりやすさがいまひとつである。また、答案に使う点でも保障根拠が書かれていない等の不都合があります。そのため、答案にはあまりおススメ出来ません。
ただし、択一の問題の肢が芦部憲法をベースにしている、または、その程度の知識は要求していると思われる点もあるので、択一にて、聞いたことある文章を増やす点では良いかもしれません。
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憲法判例を読む 総合評価 4点
わかりやすさ 5点 答案使用可能性 4点 受験生の使用度 2点
これは、隠れた名著です。答案利用度の点では使えるものとは言えませんが、わかりにくい憲法に対して、苦手意識をなくして、最初にとっかかるという意味では良い本だと思います。非常にわかりやすい憲法の理解度を高めてくれる本です。これは、一般の方の講演をまとめた本という性質からだとは思います。是非、学部生で憲法を苦手にしている方がいらっしゃれば、この本から導入をしてみてはどうでしょう。
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四人組憲法2 総合評価3
わかりやすさ 4点 答案使用度2点 受験生使用度2点 択一統治利用度4点
四人組憲法の統治です。これは、論文にて、使う用途ではありません。基本的に憲法読本、芦部憲法は統治が薄く、択一で必要な知識を網羅できないおそれがあります。そこで、統治択一の知識を増やして、肢を正確に選択するために、この1冊という形です。不可欠という本ではないので、余裕のある方は統治に関しては是非という本です。
