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上福岡OZ動物病院のブログ

埼玉県ふじみ野市上福岡にある動物病院のブログです。
東武東上線上福岡駅の西口から徒歩3分の場所にあります。
一次診療を主として、なんでも相談できるホームドクターを目指し診療を行っています。
日・祝日も診察しています。
TEL:049-215-5835 休診日:木曜

獣医師の藤沢です


最近、よく飼い主様に、

『無麻酔で歯石除去ってやっていないですか?』

と聞かれます


最近、無麻酔で歯石を除去できる施設が

増えてきましたよね


当院では…

申し訳ないのですが

今のところやる予定はありません!!


全身麻酔の危険性を考えると、

無麻酔で歯石を除去するのって、

と~っても魅力的ですよね

飼い主様のご要望はよくわかるのです


でもね、


時にはその処置が、

大きな危険を伴うことがあることを、

みなさま、ご存知でしたか?


まず、なぜ歯科処置に麻酔をかけるのか


詳しくは

『日本小動物歯科研究会』という

獣医師の中でも歯科に精通した先生方の団体の

“無麻酔下歯石除去”というPDFを調べていただければ

よくわかるのですが、

ちょっと長くて難しいので

めちゃくちゃ簡単に言うと、


①私たちが本当に取りたい歯石は歯茎に隠れた

見えない歯石なんだ!

→無麻酔では痛くて取れない


②口の中には大きな血管があるぞ!

→無麻酔で動物が動くと大出血の恐れ


③目に見える部分の歯石を削っただけでは

表面が傷つき、凸凹になり、逆に歯石が付きやすくなるので

最後に表面を磨かなくてはいけない!(ポリッシングといいます)

→無麻酔での動物の不動化の限界は20分と言われているため、

ポリッシングに十分な時間をかけられないか、もしくはできない


④口の中の処置は、常に誤嚥の危険性があるぞ!

→麻酔時に気管チューブを挿入することにより、

誤嚥の危険性を最小限にできます 


現段階で、無麻酔で歯石を完璧に治療できる

機材は開発されていないのが現状です

もちろん、そのような夢の機材があれば、

当院でも導入し、無麻酔で歯石除去を行う日が

来るかもしれません。でも、今は無理なんです


ある無麻酔下で歯石除去を行っている施設で、

本当に歯石がきれいになるのか、質問したことがあります

すると、

『さすがに歯の裏側まではきれいにできない』

『でも、(表の)見た目がきれいになるから、

飼い主さんの満足度は高いよ』

という、驚きの返答がありました


私たちは歯石除去を美容目的で行っているのではありません

歯周炎の治療、もしくはその予防を目的とした

医療行為として行っているのです



無麻酔で痛くて怖い処置をされた動物たちは、

その後の口に触れる行為を極端に恐れるようになり、

中には攻撃をする子もでてきてしまうかもしれません

意識のある動物にとって、恐怖と苦痛を与える処置なのです


飼い主の皆様が歯石除去の本当の意味を理解し、

麻酔をかけて除去する必要性を認識してくださることを

祈るばかりです。


もちろん、全身麻酔に関して、不安がある場合は

なんでもご相談ください

当院は、麻酔事故防止にも力をいれております


上福岡OZ動物病院HP

http://www.oz-vet.com/

獣医師の藤沢です


5月の連休はいかがでしたか?

今年の連休はお天気も良く、

レジャーに最高でしたね


わんちゃんを連れてお出かけをしたご家族も

多かったのではないかと思います


爽やかな風が吹く5月ですが、

実は、熱中症の危険は始まっています


この時期の熱中症の多くは

日中の車内で起こります


わんちゃん同伴を断られるケースは多いので、

出先で仕方なく、わんちゃんを車内でお留守番させてしまう…


5月とはいえ、日向に泊めた車内の温度は

急激に上昇し、大変危険です


熱中症で命を落とす動物の数は

実は人以上に多いといわれているのです



もう少し暑くなると、日中のお散歩も要注意です


人よりも地面との距離が近い犬は

体感温度が人よりも高くなります


体高の低い犬や短頭種の犬は特にご注意下さい


お散歩は気温の低い早朝や夕暮れにお済ませください



家にいる時でも注意してあげてください


気温が高くなりそうな日は、

お留守番をしている動物たちのために

エアコンを付けましょう



室温を自分で変えることのできない動物たちのために、

ぜひ、周りのご家族の方が、気を付けてあげてください



獣医師の藤沢です


先日、看護師のみなさんと、

フードのカロリー計算についてお勉強しました


フードのパッケージに記載されている

体重別の投与量、

実はあれを鵜呑みにしてはいけないのです!


どういうことかと言いますと、


毎日フルマラソンをこなす人と

超インドアで普段歩くのはトイレくらいの人、

同じ体重でも必要なエネルギー量は全く違いますよね


ワンちゃん、ネコちゃんもそうです


毎日散歩に30分以上歩く犬と、

日がな一日寝てばかりの犬では

体格、体重が同じでも、

必要なカロリー数は違うのです



他にもよく耳にする減量の失敗談として、


10kgの肥満の犬にダイエットを決意

 ↓

今まで適当に与えていたフードを

体重に合わせきちんと計量する

 ↓

1か月後、逆に体重増加!!


というのがあります。


理想体重6kgの犬に、

10kg向けのフード量を与えたために起こった悲劇です


フードの量は、

その子の運動量、

体格、

年齢、

生活習慣などで

適宜変更する必要があるのです



さて、長々となぜこんな話をしたかというと、


実はカリンさん、少し前から減量フードを変更したのですが、

そこに記載されている体重減量用給餌量に基づき

フードを与えていたところ…

14.3kg!!

計測開始史上、最も重い数値です


え?なんで?なんで?

運動量は変えてないよ?

とあわてて勉強会での知識を元に、

与えているフードのカロリー計算をしてみたところ、

カリンのカロリー要求量を大幅に上回っていたことが

判明いたしました


ここまで順調に減量していったため、

気を許してしまったのが間違いでした


猛省して、フードの量を

正しいカロリー数に変更いたしました



減量フード、ダイエットフードを試しているのに、

なかなか効果を実感できない飼い主さま、

実は、カリンさんと同じように、

カロリー要求量の問題かもしれません


ペットをダイエットさせたい飼い主さま、

本当に必要なフード量を

栄養について勉強中の当院の看護師たちが

丁寧に指導させていただきます


ご相談はお気軽に当院にお越しください


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