KOのイタリア留学日記 -28ページ目

KOのイタリア留学日記

日本とは違う海外での生活。日々感じたことをマイペースに更新します。

僕は今共同アパートに住んでいるですが、今の同居人は日本人です。そして前の同居人も日本人。このアパートはこのアパートに前住んでいた友人に紹介してもらったのですがその友人が住んでいた時の同居人も日本人でした。


日本人の代理人が紹介しているアパートでもあるのでその為かと思っていたのですが大家さんに聞いてみると理由はそれとは違うものでした。大家さん自身が


「日本人以外には貸したくない」


という理由だからだそうです。


日本人は騒がないしダントツで綺麗に使うからいいとの事。以前他の国の人(ラテン系)に貸した時に夜中騒ぐし、物は壊すしと本当に酷かった経験があるそうです。僕からすれば借りてる身ですから綺麗に使うのは当たり前ですし夜騒がないのも最低限のモラルな気がしますがその辺りの価値観は国によって色々でしょうか?以前語学学校のブラジル人の友人が「家にいる時は常に音楽を流しているんだけど、良く隣人から文句が来る」なんて言っていましたし。。。


大家さんからこの理由を聞いたとき日本人に対してよいイメージを持ってくれているんだと実感して本当に嬉しくなりました。同時に僕もそう思われる日本人でありたいと強く思いました。


こちらに来てから感じた事ですがイタリアでの日本人に対する評価はアジア人の中でもトップクラスだと思います。父が仕事できた際にいつも泊まっているホテルにいる仲の良いポーターも、


「このホテルで20年以上働いてるけど日本人のお客さんは本当にいい人たちばかりだよ。20年働いて本当にいろんな国のお客さんを見てきたけど今まで日本人のお客さんで嫌な人は一人もいないよ」


と言ってくれました。さらに以前手続きで役所に行った時も受付の所で係員さんに「君日本人でしょ?」と聞かれ「そうです」と答えると「じゃあ通っていいよ」と簡単に通してくれた事もありました。


もちろんいい評価ばかりではありません。


「日本人は自分の国の事を知らない」

「物事をはっきり主張しない」


と言ったおそらくイタリア以外の国でも言われている事をここでも聞きます。実際僕もそういった事を言われた経験があります。


この事は僕自身も意識していかなければならない事だといつも思っています。以前読んだ塩野七生さんの本に


「海外に住んだ日本人の9割が愛国心に目覚める」


と書いてありましたが本当にその通りだと思います。僕もこちらに住んでから日本という国について自分が全く知らなかったという事を実感するとともに日本人であるという事をより強く意識するようになりました。偉そうな事をいえば日本人の代表です。


いかに日本が経済的に大きな国で世界的にグローバル化が進んでいるとはいえ地理的に見れば日本というのは極東にある小さな小さな島国です。イタリアや諸外国に比べれば国内にいる外国人の数も少ないです。日本国内のグローバル化という観点から見ればまだまだだと思っています。だから日本人には「世界の中での日本人」という感覚が欠けているのかもしれません。僕自身はその一人です。


でも今まで海外で暮らしてきた方々の努力によって前述したような素晴らしい評価も受けています。イタリアでそういう素晴らしい評価を聞くたびに本当に嬉しくなり、日本人で良かったと心から思います。


だからこそ今までの人たちが築き上げてきたものをしっかり受け止めさらに先に進んでいかなければならないのだと思います。そして「世界の中の日本人」としての自覚を持ち十分な教養を身につけ行動していかなければなりません。


物凄く偉そうに書き連ねましたが僕自身本当にまだまだです。自分自身により強く意識させるために今回この文章を書きました。


これからもこの気持ちを失わずに努力していきます。