2021年度、僕が再び「学ぶ」ということを意識するようになった、ある出来事がありました。


会社の社員研修の一環として、2・3年目の社員を対象にした座談会が開かれました。

横のつながりをつくることを目的に、今取り組んでいることや工夫していること、困っていることなどを共有する場でした。

その中で、先輩社員による発表の時間が設けられ、4年目の社員であるMさんが、現在取り組んでいることについて話してくれました。


Mさんは、日々の業務と並行して資格取得の勉強にも取り組んでいることを、落ち着いた口調で説明していました。

表情は決して派手ではありませんでしたが、真剣に向き合っていることは、話を聞いていてすぐに伝わってきました。


3年目までに仕事で必要な資格はほぼ取得し、当時はFP1級試験の結果待ちとのこと。

その姿勢に、僕は強い刺激を受けました。

自分よりもずっと若い社員が、そこまで高い目標を持って努力していることに、強く心を動かされました。


当時の僕は、FP2級を取得してからしばらく時間が経っており、「とりあえず必要な資格は取った」という気持ちで止まっていました。

しかし、この座談会で社員と向き合い、話を聞く立場として、改めて自己研鑽の必要性を強く感じるようになりました。

それが、FP1級を目指すきっかけです。


その後は通勤時間を活用して学習を続け、2023年度に学科試験を、2024年度に実技試験(面接)を、それぞれ無事にパスすることができました。


振り返って感じるのは、学科試験を通過した頃から、少しずつ自分に自信が持てるようになったということです。

現場経験が少ないことに、どこか引け目を感じていた部分もありましたが、そうした気持ちが和らぎ、社員との会話にも自然と向き合えるようになりました。

周囲の見方も変わったように感じられたことは、今でも印象に残っています。