甲子園に3度出場した男の 幸支援ブログ -2ページ目

春の選抜高校野球開幕

震災により懸念されていた
選抜高校野球大会が開幕した。


この時期になると
あの頃の記憶がよみがえる。


私が出場した71回大会から
もう12年が経った。



春のセンバツは各都道府県で
予選を行う夏の選手権とは違い、
昨秋の地方大会
(北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州)
の結果を基に、その名のとおり
高野連の“選抜”によって出場校が決まる。


その倍率は東京大学の
合格率よりも高い。



出場の知らせは、校長先生へ
『貴校を◯◯代表として選抜いたしました。』
と高野連から電話がくる。


選抜基準には指標があり、
秋の地方大会の結果で
自校が出場できるかどうかは
ある程度の予測がつく。



高野連から連絡が来るその日は、
地方のテレビ局がぞろぞろと
グラウンドに現れる。

それを見て選手自身は自校の出場を
確信することができる。


出場の知らせが来た後は、
メディアからのリクエストで
出場の喜びをみんなで表現する。


もっとも、私の母校では
浮ついた態度や表情を表すことが
禁止されていたので、
控えめな決意表明のみだったが。




今回の83回大会の出場校も
そんな喜びと希望を胸に、
冬の厳しいトレーニングを耐えてきたはずだ。



そんな最中に起きた痛ましい地震。



被災地ど真ん中の東北高校は、
災害後毎日ボランティア活動を
続けてきた。


報道を見ていたであろう
高校野球ファンは、
今日の東北高校の入場行進を
大きな大きな拍手で迎えた。



東北高校主将の上村健人選手は

『大変な状況下の中、笑顔で送り出してくださった現地の方に感謝しながら、勇気を与えられるようなプレーをしたい。』

と力強く語っていた。



出場する全選手が同じ想いで
今大会に臨んでいることだろう。



球児たちには気負い過ぎず、
できる限りの全力プレーで
日本を元気にして欲しい。



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