たった三年、されど三年。 | アラサー、サッカー、オタク。

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思うがままに趣味に生きる、アラサー男が、

日々の出来事をつらつら書いてるブログ。

どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

Twitterで知った、下記URLのブログが魅力的で、刺激を受けました。

『私が好きになった岡田准一はもういない』/ココロノパズル
http://kkrnpzl.hatenablog.jp/entry/2015/10/09/214108

人は常に変化をする、というのを応援されてご自身で見聞きしてきた事実をベースに
語られているので、文章の心地よさだけでなく、説得力のある文章でした。


さて、ジャンルは違えど、僕もオタク。
何かこういう経験はしていないかなぁ、とおもったのですが、ありました。

真似してタイトルを付けるのであれば
『僕が好きになった千菅春香はもういない』
になるでしょうか。

上述した岡田さんについて述べられたブログでは岡田さんのファンになったのは
岡田さんが「反抗期」だったから、今はもういない、というお話でした。

僕の場合は千菅さんが「デビュー当初」だったから、もういない、という話になります。


ファンってご本人の知らぬところで勝手にファンになってしまうものだと思っています。
僕自身がまさにそうなのかなぁと思っているのですが、僕が千菅さんのファンになった
きっかけは「どれだけ緊張をしていても、自分が準備してきたこと、与えられた役割を
しっかりとこなす姿」というものでした。

今回は「今はいない」千菅さんの話をしたいので、「緊張していても」というところに焦点を
当てて話を進めたいと思います。


今でこそ、歌手だけでなく、声優としてのお仕事が増えてご活躍されていますが、僕がファンに
なった当時はまだデビューしたばかりで、お仕事はマクロス30と琴浦さん、たまゆらくらいだっ
たのではないでしょうか。そんな中、千菅さんがご出演されたのが、たまゆらでの広島、竹原で
のイベント。ここで彼女を断片的に知る事になります。

たまゆらでのイベント中、千菅さんはまさに「借りてきた猫」状態。曲の合間に自己紹介などを
されたのですが、手に取るように緊張が伝わってきて、観ているこちらもドキドキしてしまう
感じ。ただ、その緊張している姿から、歌の歌唱に入ると「さっきまでの千菅さんはどこかに
行ってしまわれたのか」と思うような、素敵な歌を聴かせてくれたのを鮮明に覚えています。

「緊張されているのがわかる」「そんな中でも歌はとてもステキ」といった要素だけは今でも
変わらない気がしますが、当時、緊張していた姿から、どこか大人しくて控えめなのが、千菅
さんで、そんな彼女を応援したい、と勝手に思っていました。

先に述べておくと千菅さんは「大人しくて」「控えめ」な部分は多分にあると思うのですが、
それだけでは形容し足りない魅力、個性を存分に発揮されているので、当時の僕のイメージは
跡形もありません(笑)。
あくまでイメージですが「図書館に一人でいそうな大人しい女の子」から「クラスに一人は
いる陽気な女の子」くらいの振れ幅があって、その個性を知れば知るほど、当時の面影が
見事に消えていくのが楽しく思えます。
広島でのイベント以降、すてきなお仕事や人とのご縁を経て、よく踊るし、しっかりと想いを
伝えてくれる、日に日に楽しく、素敵になられています。

冒頭に紹介したブログではファン歴10年、僕はまだ3年くらい。
そんな3年の中でも、人は変化、成長するのをアニメや関連するイベントやラジオを通して
感じる事が出来ます。

あの頃は良かった、今は変わってしまって好きになれない。

のではなく

あの頃もよかったけど、変わってしまった今もいい。

そう思えるように、人の変化に敏感に、寛容で、やさしく受け止められる。
そんな生暖かいオタクでありたいと思います。