サッカー 松本山雅の3番を追いかけて | アラサー、サッカー、オタク。

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どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

ずっと足を運びたかったアルウィンの雰囲気を体感出来て、とても幸せでした。

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松本山雅 1ー3 川崎フロンターレ

多くの人を魅了するには、物語があるといいきっかけになるんだよなぁと
強く、強く感じました。

僕は小学生の頃から当時横浜マリノスに在籍していた松田直樹選手が大好きでした。

どこか小さくまとまろうとして、小さくなりがちな僕を、気持ちがプレーから
溢れ出ている姿がたまらなくかっこよかったのを覚えています。

全然プレイヤーとしては真似出来るレベルには近づけませんでしたが、
僕が今でもこうやってサッカーを好きでいられる下地を作ってくれた
のは、松田選手のプレーであったのは間違いありません。

その松田選手が急逝されてから、ようやく今年、松本の地に足を運ぶことが
できました。

かつて、松田選手が身につけていた3番のユニフォームは田中隼磨選手が
身につけていますが、まるで松田選手を見ているかのようなプレーに目頭が
熱くなりました。

激しいスライディング、周囲のプレイヤーへの鼓舞、ひとつひとつのプレーに
気持ちがこもっているのがひしひしと伝わる様は、松田選手を見ているよう
でした。


松本山雅。
もともと、地方のJリーグを目指すチームの一つでしかなかったはずです。

素晴らしいスタジアムはあっても、少ないサポーター。

それを変えたのは、亡くなった松田選手の為に、チームの為に、という
誰かの為に、という美しい気持ちがつもり重なって、今、とても魅力の
あるものになっていると肌で感じました。

それを強く感じたのは、試合後半、松本が一点を返してからでした。

暑い中での試合で、川崎の上手いパス回しに翻弄され、足が止まっても
おかしくない状況。
それなのに、松本の選手たちは足を止めるどころか、最後まで走り
続けました。

それを後押ししたのは、間違いなくサポーターからの大きな声援があった
からに違いありません。

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印象的なチャントがありましたが、僕が一番印象に残ったのは

緑の勇者
https://www.youtube.com/watch?v=ISKg55k1528

というチャントです。

共に走れ 戦え山雅
勝利目指し 緑の勇者 バモスッ

という歌詞なのですが、大きな声援で選手に寄り添うように選手と
共に試合を走る、そんな雰囲気を作り出せるのが、松本の強さの
ひとつであることは間違いないように思います。


応援したい、というきっかけは人それぞれだと思います。

ただ、人を惹きつけるには、一生懸命さだったり、純粋な想いが
必要不可欠だと、アルウィンに足を運んで強く感じました。

そこに松田直樹という選手はもういません。

しかし、ピッチで全力で戦う、という松田選手のサッカーに対する
姿勢はアルウィンのピッチ一面から感じる事が出来ます。

荒削りで、決してきれいなサッカーではないかもしれません。

ただ、勝利を目指して、全力でプレーする事を選手がやめなければ、
きっと松本のサッカーの熱はどんどん強くなるんだと思います。

松田選手の生き様、という一つの物語が今も息づく松本、アルウィン。

続けることは簡単ではありませんが、最後まで戦う選手と、それを
大声援で後押しするサポーターの関係が、いつまでもアルウィンで
続きますように。

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