石巻レポート4 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

昨年12月に訪れた石巻レポpart4。石巻を訪れる人が増えますようにと思いつつ。


ギャラリーくららさんの正面玄関。
蔵を改造した入り口にPEACE CARDの看板が。



石巻を訪れるのは3度目。この地で「PEACE CARD 石巻展」を開催するのは2度目になるが、この展示イベントを開催するのは私の自己満足に過ぎないのかもしれない…ナンテ…思いながら会場に向かう。

石巻滞在2日目、「PEACE CARD 2019 石巻展」のレイアウトの為にギャラリーを訪れた滞在2日目の午前、一年に一度しか石巻を訪れない後ろめたさが どっと押し寄せ、後ろ向きな気分になった。
 

三度目の石巻は昨夜から。暗くなってから足を踏み入れたギャラリー「くらら」さん、昨日は館長の黒田さんが一緒だったけど、日が変わった この日は、カギを秘密の場所で受け取って、私一人で侵入する形。急に不安な気持ちになる。蔵を改造したギャラリーの天井の高さ。その高さからくる寒さというのが確かにあって、気持ちが後ろ向きな思いに至ったのかな。……ああ、明日から だ〜れも来なかったらどうしよう…そんなメソメソした気持ちになったのは裏口からギャラリーインしたせいだったかも。

でも。そんなこんなで、正面入り口に回ってみたら!!!

「PEACE CARD へようこそ!」みたいな看板がドーンと立っていたから、急に満面笑顔へ変顔の私! ほんと、嬉しかった〜。館長の黒田さん、ありがとぉぉぉぉ! 大きな立て看板を作ってくださってたんですね。単純に元気パワーがマックスになった私。タンジュンな性格でよかったかも…ね。

『PEACE CARD 2019 石巻展』はポストカードの展示と販売のみの小さな企画。原画や写真の展示がないから、どれだけポストカードが届いているかどうかが「華」になる。ギャラリーの中央の机には郵送されたカードが積まれていて、それを一つ一つ開封する。
 

嬉しかったぁ。というか、ぶるった。関西から関東から、いえもっと広い地域から「石巻がんばれ」のメッセージと、3.11東日本大震災へ同期する表れとしてのカードを次々に手にすることができて、身体の芯から勇気づけられた。なので、がんばったの。

カードのレイアウトは思っていたより早く終わったような…いえ、途中でしんどいわ〜とヘタッタこともあっはずだけど、ともかく観ていただける形にはなった。だって、初めての空間だったし、戸惑うよね、わかって。
 

でも、館長の黒田さんが駆けつけてくれたせいもあってか、どうにか観ていただける空間になった。とにかく黒田館長は熱くて前向きな人、というか泥縄式なのだな〜。つまり私と一緒だと悟った時点で気持ちがね、楽になった。
 

もう細かいことは気にせず、場の空気に任せよう、そう感じてからは早かった。あるときに「レイアウト出来!」と自分で決断して、晩御飯のありかに向かった。そこは洋食の茅さん。

洋食の茅さんは初めて石巻を訪れた2017年から毎年、ご飯を食べているお店。昨年の『PEACE CARD 2018 石巻展」の会場の石巻ニューゼさんと同じ複合スペースにある。ここで地元の人の集まりがあるというので、晩御飯がてら駆け込んだ。

…なんていうか。
関西からすると石巻って、やっぱり遠いところであって、そんな中で年に一度の逢瀬ではあるんだけれど、「りんごちゃ〜ん!」と気楽に声をかけてもらえる顔見知りの人がいるって、ありがたいなぁと身体の芯から思った。例えば、あんたさ〜無事に生きてたじゃん! ていうギリギリのところを共有できたような気がしたんだよね。特に石巻は津波の被害がさ、半端ないことをみんな知っているので。
 

石巻2日目の夜の宴会はフツーに奈良にもある洋食を食べた。石巻名物とは程遠くて、ただただ茅さんの「美味しい洋食オンパレード」だったんだけど、そこに観光客ではない日常を味わえたのは役得だったかも。
 

私、2日目もシアワセだったね、たぶん💕


漫画の町らしく、石巻には いたるところに漫画の足跡が。


りんご🍎