両親ご一行様のガイド役 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

面々
やって来たヤツらと


ひぃ。

ほぉっ。 なんと なっ。

 へぇっ。   ふぅっ。

西新宿の高層ビル街を歩いているとき、
両親の声は声にならなかった。
「はい、みなさま! 右に曲がりますよ~
 はぐれないでくださいよ~」
ガイド気取りの私はサッと右手をあげる。
「上ばっかり見てたら肩凝るわ」
両親は縦長の街の様子に口をパクパクさせてる。
「はい、今夜の食事のお店に到着でーす」
両親、京都の友だち二人、ガイドの私、
一行5人が乗ったエレベーターは48階で止まった。
予約したお店の和室へ通されると、待っていたのは

新宿夜景
キラキラ~☆ 夜景☆ 歓声☆
たかっ! とうきょうやっ! きれっ!
お天気でよかったねぇ。
日頃の行いが良かったことが証明された!


昼間、ヤツらは意外な行動に出ていた。
なんとお台場に行ってたそうな。
で、めっちゃくちゃ疲れたらしい。
「まーまー、おつかれさま!
 お部屋でのんびり! くつろぎましょう」
ガイドさんの音頭で かんぱーい!
注文したお料理が次々に運ばれる。
「京野菜のサラダ」「京の湯葉」「丹波の黒豆」・・・
ん? なぜに東京のものを食べなーいのだ?
「恵ちゃんが食べたいやろと思て」
遠路はるばる東京へやってきたというのに、
皆が私を気遣う。いや、あんたらが食べたいんとちゃう?
食事中の話題もずっとローカル。
「同級生の○○ちゃんは…」
「○○町のあの人は…」などなど、故郷オンパレード。
会話の弾みと共に、お台場散策の疲れが和らいだらしく、
宴は延々と続いた。

「両親とここでご飯を食べられるだけでも楽しいのに、
 友だちも故郷から一緒に来てくれるなんて、
 ほんま恵まれてるなぁ」
そろそろお開きとなった頃、私が言うと
微酔いでご機嫌な父の大きな声。
「ほんまや! ほんまにそうや!」
私を除く一行はその夜、
銀座の可愛いホテルに宿を取った。

明けて今日、祭りをやっていた浅草に行き、
またもや、とんでもない人に揉まれ疲れまくった後、
東京駅で私と合流。
「はーつかれた、つかれた! 人を見に来たみたいや!」
全員で中華を食べてから、
私は両親の土産物の買い出しに付き合い、荷物持ち。
別行動の友だち二人も
職場への土産を買うため駅ナカ奔走。
みんな お土産を買いに東京へ来たみたい、
典型的な観光風景に笑ってしまった。

スパークル日本酒
最後に東京駅ナカの日本酒バーで両親と1杯。
カチン☆


午後4時。東京駅ナカ、新幹線改札口。
顔が真っ赤の両親を
二人の友だちがかばうように消えて行くのを見納めて、
中央線で新宿へ戻った。これにて、
昨日、タロットが暗示した隠者=ガイド役、無事終了!

タロットが今日くれたのは「恋人たち」。両思いのカード。
「めっちゃ楽しかった~ラブラブちょっと疲れたけどあせる」。
母から携帯にメールが届いた。
カード、逆さまだったしねぇ。ちょっとマイナスの両思い。

やぎ座 5*

クローバー ヤツらが来るっ!


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