日本心中&5*SUICIDE |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー


『The PLACE』


満月の夜、
美術家・大浦信行さんが監督された映画、
『9.11-8.15 日本心中』を観た。
詳しい感想はまた後日にあらためて書くとして、
ともかくたいへんに触発される“志向”だった。
ドキュメントであり、芸術であり、旅であり、
でも・・・映画というジャンルには
これは属さないかもしれない。私は
しょっぱなの大野一雄さんの舞踏に
右脳をワシ掴みにされたけど、
多くの人が美術作品を前にした時に零すコトバを、
ここで呟くことになるかもしれない、
「難解だ・・・たいくつ。」
なので、レイトショーで ひっそり公開してるんでしょう。
ただし呼び物あり。連日 大浦さんと
ゲストによるトークショーが開催中です。
私が行った夜はゲストに若松孝二監督、
この方、『実録・連合赤軍』撮れることになったんですね、
いがった いがった。

私はただいまのところ、
5*SEASONと心中したい心境のため、
映画に出てきた孤高人たちの物言う目が
琴線にふれてきたのかもしれない。
ファイブ・シーズン改め
ファイブ・シンジュウ、とか? たはっ。

真面目に。

言霊として今も残っているのは
重信房子さんの娘さんの重信メイさん、
詩人の金芝河さん。

憂国でアート志向な方にお薦めです。


取り急ぎ。映画イントロダクションより抜粋
(略)
映画の中では、元日本赤軍リーダー・重信房子を母に、パレスチナ解放闘争の闘士を父に持ち、数奇な運命を生き抜いてきた重信メイと、戦後日本の文化状況を鋭く批判し続けてきた美術批評家の針生一郎、それぞれの旅を主軸として、美術批評家の椹木野衣や思想家・鵜飼哲、哲学者・鶴見俊輔の各氏による対話や、韓国の抵抗詩人・金芝河の語りなどを通じ、私たち人類が進むべき道を探ってゆきます。
 また、藤田嗣治の戦争記録画『アッツ島玉砕』を取り憑かれたように模写する男(島倉二千六)の姿を通して、戦時中日本で多く描かれた「戦争記録画」が抱え持つ問題を、9.11以後の世界が抱える困難と重ね合わせ、それを、人間の魂が根源的に求める「自由」の問題として捉え直してゆきます。
(略)
 そうしてこの映画は、「体感する思想映画」としてめまいにも似た覚醒を観る人に与える、未曾有の作品として完成しました。

※詳細は下記映画サイトで紹介されています。




『9.11-8.15 日本心中』サイト



上映中の『ポレポレ東中野』サイト