時をかける少女 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー


元気いっぱい ジャーンプ!


わがままだったと思う、
自分勝手だったし、自己中心的な考え方だったし、
優しさなんか 1ミリ程度しか持ち合わせてなかった。
それに粗雑で、いいかげんだった、
しかも最低なことに、
“ご都合主義の親切”をバーゲン売りしてた、
とにかくー!!!!!!
ぜっんぜん! 女の子らしくなかった、
なのに「好きだ」と言ってくれた男子がいた、
私が「いいな」と思っている人ではなかったから、
あからさまに嫌な態度をとって、傷つけた。
なんて感じ悪いコだろう、
これが私の学生時代。

ほんとに信じられない、
なんで あんなにイヤな子だったのか???

振り返れば、恥ずかしくて穴に入りたくなる、
それなのにモテたなんて、なんで? なんでだ?
少なくとも あの頃の私は「私」のことが大嫌いだった、
イジイジいじけてて後ろ向きで、意地悪で、
でも・・・どこかで、
活発で話がオモシロくて元気な自分を擁護してた、
同じように感じてくれた人がいたんだなぁ、
その人、なんて変わった人なんだろう。

もしも あの頃に時間旅行できたなら、
私は間違いなく“変な男子”に忠告するだろう、
「あの娘はやめなさい~! 性格悪すぎ!
 他の子にしなさい!」 って。
といっても、あれから幾年月が流れても、
我がままっ子は 我がままのまま
しっかり自己中心的に地球を抱いている。
性格の悪さはあの頃から変わってない、そもそも
人間て そんなに変わらない生き物でしょうし。

こんな私ですから、
アニメ版『時をかける少女』のヒロインには
観ていて かなり痛かった。
“あの頃”の私にソックリ!! 感じ悪いのなんのっ!
人を押し退けたり突き飛ばしたりして
そこに自分が押し入って、のうのうとするタイプ。
最低!!!
でも、ヒロインが一瞬一瞬とはいえ、
キラキラ輝いて見えた。一生懸命ひたむきに、
必死で自分の道を捜してる。
傷付きながらも元気いっぱいに、
まっすぐに生きていく、
その健気さに、ちょびっと感動した私は、
ちょっとだけ分かったことがある。

“あの頃”の“イヤな性格の私”も、
太陽に照らされていたのなら、
可愛気に見えたのかもしれない、と。


★★★★☆☆☆ 7点満点で4点
先月の映画の日に『ゆれる』のあとに観た。
確か、星は5つだったと思うけど、
今となってみると、
ほとんど映画の記憶がない、残っていない。
「楽しんだような気がする」だけ。
思っていた以上に面白い作品だったのに。

ずーと前に原田知世さん主演で実写映画化されたときも、
確か爆睡してしまって、
あまり どういう映画だったか覚えていない。
きっと好きではないんだ、時間を遡る話は。
しかもヒロインの特権で、何回も何回も
都合よく過去へ行ってしまうものだから、
「現在の在り方」にいちいち矛盾を感じてしまい、
なんだか集中できなかった。

いちばん悔やまれるのが、
見えそうで見えない女子高生のスカート丈!

キャラクターの絵、私は嫌いではないけれど、
オタクっぽくて 好みが分かれるのでは。

テアトル新宿にて観賞~






●映画『時をかける少女』公式サイト