増村保造センセ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

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今一番気になる人、
映画監督・増村保造。
生涯作品57本を残して1986年に急逝。
享年62歳は若すぎる。

三島由紀夫映画祭2006
初めて増村先生の映画を映画館で観て、
あたしゃもうメロメロのモロモロ。
あの日本人離れした感覚はいったい、なに?
あまりに気になるので、
先生のことを ちょっとネットで調べたら、
フーン! あたしってスゴーイ!
増村先生はイタリア留学の経験がおありだそうで、
やっぱその影響が強いんだわ、
「個」が強く、激しいのも納得、
それに あの独特のコントラストを放つ色彩感覚は
やはりラテンのものであったか。
私自身、絵の色彩感覚が日本人のそれではないと、
よくよく言われたり 呆れられたりするから、
同人種に逢った時はピン! とくるのだ。

しかも。

増村先生ったら、しかも!
東大法学部をお出になっていて
拙者が詠んだ「頭いい、センスいい」だけじゃなく、
秀才でもあられたわけね⋯センセ、奥 深すぎ。

センセの映画はこの間観た2本
『音楽』と『からっ風野郎』と、
ビデオで観た『でんきくらげ』しか知らないけど、
私、センセのテレビのお仕事も・ス・キ・よ♪
『スチュワーデス物語』も『赤いシリーズ』も
ドキドキ 惚れ惚れしながらちゃったわ。
あの頃から、センセの“熱さ”にイカレてたみたい。

あたしセンセのこと もっと知りたいので、
あたしの映画の教祖さまワッシーに頼んで、
センセのご本を借りることにしたの。
ワッシーはセンセの大ファンで2001年にあった
『増村保造レトロスペクティブ』に関西から
足繁く通ってたんだもの、
これからセンセのことたくさん教えてもらおっと。

コホン* ここらで改まろ・・・。

増村保造先生のことを
『早すぎたモダニスト』と評する記事をいくつも目にした。
いや、先生はアバンギャルドでは⋯?
そう思うも、大衆を しっかり意識されている。
やはり先生は“早すぎた” お人なのだろう。
映画でも、おそらく人間考察においても。






●三島由紀夫映画祭2006
●『増村保造レトロスペクティブ』
●ワッシーのこれが映画なのだ