ある一人の少女がいました。
少女は嬉しい時も悲しい時も何かあれば家の近くにあるかすみ草にお話をしに行きます。


かすみ草はいつも風になびいて少女に優しく微笑んでるかのように小さく揺れています。
かすみ草は女の子が来ない日もいつも風になびいて優しく微笑むかのように小さく揺れています。
かすみ草は女の子が友達と楽しく追いかけっこしてるときもいつも風になびいて優しく微笑むかのように小さく揺れています。
かすみ草は女の子が泣いているときもいつも風になびいて優しく微笑むかのように小さく揺れています。
かすみ草はいつも風になびいて優しく微笑むかのように小さく揺れています。


ところが春が過ぎてかすみ草は枯れてしまいました。


いつも風になびいて優しく微笑むかのように小さく揺れていたかすみ草は笑顔になれなくなってしまいました。


女の子は枯れてしまったかすみ草をただただ眺めていました。