カラオケ店を後にして家まで送ってもらう事に。
男はワザと遠回りをした。
だけどやっぱり家には到着。
家の前でお礼を言うと
「ちょっと来い」
と、腕を引っ張られ抱きしめられてキスをした。
ゆっくり体を離し、男は「土曜日の返事待ってるからの」と言い残しまたフラフラと歩き始めた。
私は男の後姿を見ながら、もう一度だけキスがしたいという衝動に掻き立てられた。
ひとつ角を曲がると男は消える。
なんとかならないか。
声をかける事はできない。
やっぱりムリかな。。
あきらめかけた瞬間、角を曲がろうとする車が現れて男とぶつかりかけた。
車は慌ててバックし曲がるのをやめ走り出した。
私は男の元に走り大丈夫?と聞いた。
大丈夫やと再び歩き出そうとする男に
「もう一回だけキスしよ」
と声をかけた。
一度目よりも少し長めにキスをして、それから男を見送った。
部屋に戻り布団に崩れ落ちた。
そのまま眠りかけた矢先、電話がなった。
電話にでると男が
「舌いれたった」
と、ふざけるでもない口調でいうから
「からめたった」
そう返すとハハハと笑って電話を切った。
次の日は昼、夜となんでもない電話があった。
ただ15日の約束はすませた。
今日は電話なし。
また本当に会えるか分からないけど、今はこれで良いと思う。
