前回の続き、SONYのVAIO VGN-TT91JSの修理を行いたいと思います。

今回は、まず向かって右側のシリンダーヒンジの部分を直します。



まずは、お約束ですが、この記事の通りに分解したけど元に戻せなくなったり、壊れてしまっても責任を負えませんのであしからず。


では、最初に本体を分解するわけですが、TTの分解記事は、検索すればたくさん出てきますので省略(笑)
TTもZと同様ぎっしり詰まってます。
あ、この写真、直すはずのシリンダーが既に付いていたり、SSDが入ってWindows7が起動しちゃってますが、分解写真を撮り忘れて後から撮ったものです(>_<)
ちなみに、TTは、底面からアクセス出来るメモリスロットはひとつですが、実は内部にもうひとつスロットがあり、構成によって2GBか4GBが挿してあります。
今回の91JSは2GBだったので、4GBに入れ換えました。

ヒンジの修理にはヒンジ部分をボトムボディーから外さないといけないので、写真はありませんが、黒いテープをはがして、ネジひとつを外します。
モバイルVAIOのヒンジは、ほとんどがネジひとつですね。


ヒンジの本来シリンダーで覆われている部分の中には、上の写真の電源ボタン基盤が縦に入ってネジ止めとゴムで固定されています。
本体からのケーブルを破損しないよう電源ボタン基盤のコネクターから外し、見えたネジを外すと摘出出来ます。
91JSの電源ボタン基盤は、透明プラスチックの一部が割れていました。


次に不足部品の用意。
ほんとは、ヤフオクでジャンクのTTか、バラバラパーツ出品で出てればいいんですが無かったので、以前blogで音楽再生用PCとして紹介したVGN-TT71JBから上写真の必要パーツを外してしまいました。
71JBは店頭モデルの上位ですが、CPUはCore2Duo SU9300です。

シリンダーは、電源ボタン基盤の他に4つのパーツで構成されています。
あ、今回は電源ボタン基盤も71JBから外してしまいました。
91JSのと交換。


シリンダーの装着手順は、最初に白いパーツを溝に合わせて装着しますが、かっちり固定されないので無くさないように。


次に、白く丸いシート?を乗せ、更に電源マークの付いてるパーツをはめます。
この時点で、ボタンを押してちゃんとクリック感があるかチェックしましょう。
実際にAC繋いで電源が入るかチェックしたほうがいいかな。


電源ボタンが問題なくチェック出来たら、シリンダーカバーを溝に合わせてはめ込めば完了です。
爪汚い。。。
ちゃんと、このあと切って綺麗にしましたので。。。

シリンダーの修理自体は特に難しいわけではないんですが、パーツの入手が困難なんですよね。
シリンダーのために、もう1台ジャンクを調達するにしても諭吉さん出してまではね~、Core2世代のPCだし。。。

というわけで、VGN-TT91JS一番の破損部分の修理完了です。
次回はSSD2枚によるRaid構成への記事を書こうと思います。