古民家Barの本棚

古民家Barの本棚

田町・三田エリアにある本が読めるバー、『古民家Bar 書斎』のスタッフがオススメする本棚です。

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東京、田町・三田エリアにある本が読めるバー『古民家Bar 書斎』のスタッフです。

今回ご紹介する本は、”Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞受賞!
“紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス! 2020」第1位!”など、数々の賞を受賞!
数々のメディアにも取り上げられて話題となった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本をご紹介します!

帯のメッセージには”一生モノの課題図書”と書いてあります。気になりますね!

 

 

あらすじ(Amazonから抜粋)
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。

 

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』物語の中心となるタイトルの意味とは?


”ぼく”は日本人の母(イエロー)と、アイルランド人の父(ホワイト)の間に生まれ、イギリスに暮らす中学1年生。
そのぼくが、平和なカトリックの小学校を卒業し、元底辺中学校に入学する所から物語が始まります。

物語は終始”ぼく”の母親の目線から描かれます。
母親は、元底辺中学校に入った息子を心配するのですが、想いのほか楽しそうにしている様子を見て安心していました。そんなある日、息子がノートの隅に書いた落書きを見つけます。

”ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー”

先日、息子はブルーの意味を”怒り”だと思っていましたが、先生から”悲しみや気持ちがふさぎ込んでいること”という意味だということを教えてもらっていました。

果たして、この落書きを書いた時は、教えてもらった前なのか、後なのか、そんな謎を残して物語は進んで行きます。

 

学校の中で起きる問題に真剣に向き合い、友情を築いていく所が見どころ!


人種差別や貧富の差など、社会で起こっている問題は、子供も親から影響を受けて問題になってしまう事があります。

自分と違う人種を否定してしまう”ダニエル”や、貧しい家の子”ティム”などのキャラクターが登場し、友達になっていくのですが、どうやって仲良くなっていくのかが見どころです!

特に好きなシーンは、ボロボロの制服を来ているティムに制服を渡すシーン。
貧しいと思われるのは恥ずかしいと思う年頃で、ただ渡しただけだと受け取ってくれないかもしれない。
そんな相手に対する配慮を考えながら”ぼく”が取った行動とは。

その他にも多数の名シーンや見どころをお楽しみください!
 

まとめ

 

人種差別や貧困などの問題を、身近な中学校を舞台にして描かれたこの作品。

親の何気ない言葉や行動が、子どもにこんなに影響を及ぼしているんだという事を考えさせられました!

そんな一生モノの課題図書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。
古民家Bar 書斎で、ご自由に読む事ができます。
古民家Bar書斎では、様々なジャンルの本が200冊以上置いてございます。
ご来店された際には、ぜひ手に取ってみてくださいね!

古民家Bar 書斎

東京都港区芝5-2-10 2階
交通:
田町駅から徒歩8分
三田駅から徒歩5分
赤羽橋駅から徒歩9分
営業時間
[月〜火]18:00〜20:00(LO.19:30)※時短営業中です。


☆お知らせ☆
TSUTAYA × 古民家Bar書斎
TSUTAYAとの共同イベントを開催しております!

 

 


TSUTAYA田町駅前店のラウンジに、古民家Bar書斎の店長が出張バーテンダーとして店頭に立ち、あなたにお勧めの一冊をご紹介いたします。

前回日程:2021年4月13日(火) 18:00~21:00

次回日程:決まり次第公開します。
場所:TSUTAYA田町駅前店 2Fラウンジ内
https://eventmanager-plus.jp/get/334df70010b2af1010848956f6187191d98d359b902412a2a27484477a0fe122