生後365日(1歳)



あぁ

トツキトオカからのお手紙が
ついに終わってしまった・・・・・







この世に生を受けて12ヶ月目の彼のことを記録します


・パチパチ、バイバイ、はーい
 全部気が向いた時だけする
・歩いた!(11m14d)
・基本ハイハイではなく歩く
 尻餅もつきまくる
・叱られたり、おもちゃを取ろうとすると泣く
・後追い激しめだったけれど
 やっと「トイレ」を覚えてくれたのか
 トイレの短時間は許されるようになった
 (しかしたまに許されない)
・どっちがいい?はすぐ選べない
 1つに絞るのも難しい
・授乳回数 1日2-3回
・テレビで好きな音楽がかかると手をふりふりワクワク
・離乳食イヤイヤ期
・ラッパのおもちゃを吹けるようになる
・一度に何個もおもちゃを持とうとする
・歯9本目が見えて来た
・お米は軟飯 時々普通のご飯
・お米好き、おかず嫌い
・帰宅後エコバッグ漁るのが大好き
 キャベツ一玉普通に持ち上げる
・触ったらダメな場所を覚えて
 こちらの様子伺いながら触る(結局触る)
・入眠は基本うつ伏せ
・眠いアピールはほとんどしない
 急に限界を迎えてギャン泣き
・朝はママが起こすまで寝てる(ことが多い)










宝物をこの世に産み出したあの日から
ちょうど1年が経ちました



大好きな夫との子どもが欲しい、と
最短ルートでの妊娠を目指し
通える範囲で1番実績のある不妊治療クリニックへ通い
タイミング〜顕微鏡授精までフルコースの治療の末
1年弱で妊娠に至ったわたし


おたま は元々胎児ネームである


妊娠中、わたし達夫婦のみならず
知り合いの誰もが女の子だろうという予想に反して
男の子と言われたおたま


妊娠後期に入ってからも何度も回り
覚悟を試すかのように逆子疑惑を繰り返し

院長の外回転術では
絶対に回らない、強い意思を感じさせられ

あなたが無事に産まれるならと
帝王切開の準備を調べ尽くした翌週の診察では、そんな母を嘲笑うかのように
あっさり頭位に戻っていた



予定していた計画無痛分娩
入院予定日にはまったく降りて来ず、3回も入院を延長し
いよいよ次は絶対入院と言われる日には、既に陣痛が始まっている状態だった。計画の意味昇天


麻酔が効いた途端に悶える痛みから解放され、医療の技術に心から感謝したのも束の間

痛みがないからうまく力めず
体力不足で産み出すことが出来ず
吸引分娩になってしまった不甲斐なさで
痛みはないものの心がズタボロに痛かった出産


産後しばらく
思い出すだけで涙が溢れるほど申し訳なさでいっぱいだった



グラグラの骨盤
よぼよぼの象足
退院後も痛み続ける膣
絞っても絞っても出ない乳
吸われるたび切れてしまいそうに痛む乳頭
粉々になったメンタル


それでも頑張れたのは、母になったからだ

我が子の存在だけが光り輝き
この命と出会う為に
この命を守る為に
わたしは今ここに在るのだと
ドラマみたいなことを、心から思った。



多分罪と恥の多かった半生
何度も挫け、傷み、落ちたけれど
諦め切れずしがみついた生はこの存在の為にあったのかと
大袈裟かもしれないけれど
本当にそう思ったんだ。





退院後は夫婦で初めての育児

泣き止まない、眠れない夜
泣いている理由がわからなくて
昼夜を問わず何度も一緒に泣いた


小さな指でたくさんの糸や埃を宝物のように握りしめ
ぎゅっと固めていた拳


横抱き縦揺れじゃないと眠れなかった数ヶ月
寝ながらお乳を吸うように動かす唇
緩む口元、新生児微笑
まだ焦点の合わない瞳で
ぼんやり見つめるプーメリー


一日中授乳していたあの頃
授乳クッションの上にちょこんと乗って眠っていたのに
今では足がはみ出ている
手放せなかったピュアレーン、乳頭保護器、電動搾乳機
使用期間は短かかったけれど、本当に救われた


初めてのうつ伏せ練習はパパのお腹の上
重たい頭が上がらず顔面着地


やっと右手を見つけた日
飽きずにずっと握り拳を見つめる瞳の輝きの
なんと美しいことか


ミルクの吐き戻しが多くて悩んでいたのに
いつの頃からかなくなり、自分でゲップもできるようになっていた


首が座ったら縦抱きばかりになって
見える世界が変わり、寝かされるのを嫌がり始める


うつ伏せをマスターしたら飛行機ブーン
噂通り、見られる期間は本当に短い
手足をバタバタさせて
少し不器用なブーンが
すごくすごく可愛かった


わくわくして始めた離乳食
まったく食べない、進まない、お供え状態の初期
食べたと思ったらまた拒否、食べムラの激しい中期
まだ嫌々はあるものの
こんなに食べられるようになるなんて思いもしなかった後期
そして一歳を目前にしてまた始まった、離乳食イヤイヤ期

あなたいつまともに食事とるようになるの?にっこり



いつしかお座りも立っちも安定し
ずり這いで後ろにしか進めなかったあの子は
今では歩いてどこへでも行く



まだ何者にも圧をかけられていなかった柔らかな足裏
餅でも詰まっているかのように膨らんだ頬
指を折り曲げたパチパチ
おむつ替え時に食べる足指
目を細めてうっとりしながら、今にも眠りに落ちそうな授乳時間
両手を上げてバランスを取りながら歩く
気になるものはとりあえず口に入れてみる
お腹が空いたと泣いて訴える
離れると不安でたまらないと追いかけてくる

その姿はいつまで見られるだろう






1年、365日

こんなに長く自分以外の人間を中心に生きた事はない

育児は長い
今後もまだまだ続くことを思えば、最初の1年なんてあっという間なんだろう



もちろん幸せなことばかりではなかった


大変だった
しんどかった
辛くて苦しくてわからなくて、何度も泣いた
出産してから今この瞬間まで
心から気が休まったことは、ただの一度もない。

それじゃダメだと思うけれど
どこにいても 何をしていても
気になって仕方ないのだ



母親テストがあれば
わたしはきっと落第点だと思う
良い母、良い妻にはほど遠い


毎日なんて出かけられないし
テレビだって見せているし
泣いている時にすぐに駆けつけられない事もある
掃除も料理も中途半端で
こんなに優しい夫にだって当たり散らし
驚くほど冷たい台詞を吐いては、後悔を繰り返す



それは愛していない事にはならないだろうか
いつも完璧じゃなくても、大切だと想う気持ちは伝わるんだろうか


夫と息子がいなければ
多分わたしはダメになる


小綺麗に着飾る意味も
部屋を整える意味も
食事を摂る意味も
息を吸って吐く意味も
きっと見失う

これは依存だと思う


だけど依存するのは悪い事なのだろうか
生きていく糧となるのなら、必要な事ではないのか


そうして自分を肯定しながら、今日も今日を必死に生きる
素晴らしいことではないか


幼い頃から現在まで
まともに自信を持てる事も
突出した才能もなく
すべてにおいて平均、もしくは平均以下で
自分には誇れることが何もなかった


だけど今
良い母である自信はなくとも
我が子を1番愛せるのは自分だけだ、という自負がある



わたしにはそれで充分だと思う

この一年をかけて得られた物の、なんと大きなことか








産まれて来てくれてありがとう

今日まで元気に過ごしてくれてありがとう

あなたに会えて良かった。
本当に、良かった。






これからもよろしくね看板持ち














誕生日当日の様子はまた後日!

(さっきやっと飾り付け終わった)