高野山を訪れたあと、根来寺へ向かった。
お世話になった宿坊で、「この後はどこへ行かれるのですか?」と聞かれたので、「根来寺です」と答えると、「車だと40分くらいかしら」と返ってきた。
が、自分は車ではなく電車とバス、そして徒歩で向かうことにしている。
事前に調べて得た情報では、2時間以上かかる。
乗り換えでの待ち時間や徒歩の時間などを考えると、それだけの時間になってしまうのだ。
仕方がないとは思っていたが、まさかそれほどまでの時間差があるとは!
さすがに驚いた。

気を取り直して根来寺へと向かう。
まずは、ケーブルカーと電車で橋本まで行く。
ここでまず30分ほどの待ち時間を経て和歌山へ向かう電車に乗って岩出駅へ向かう。
そこからはバス。
小型のバスに乗って岩出図書館まで行き、そこから15分ほど歩いたところに根来寺はある。

根来寺といえば大塔と呼ばれる大きな多宝塔が有名だ。
以前にも書いた気がするが、五重塔や三重塔は好きなのだが多宝塔は今ひとつ。
ところが、根来寺の多宝塔は違った。

他の多宝塔と何が違うのかよくわからないのだが、この多宝塔は気に入ってしまった。
あまり人がいなかったこと、自然に囲まれていたこと、などの環境が良かったのかもしれない。
内部にも入ることができて、静かに拝観することができた。

多宝塔の隣には大伝法堂もどっしりと構えている。
中には大きな仏像がこれまたどっしりと座していて、見上げているとつい口がポカンと開いてしまう。

そういえば、辺りには沢山の桜の木が生えている。
調べてみると、和歌山でも有数の桜の名所らしい。
知らなかった・・・。

帰りに受付の方に桜のことを聞いてみる。
「やはり桜の時期は、人の出もものすごいのですか?」と聞いてみると、「そうなんです。近隣の方々だけでなく町の方まで迷惑をかけてしまって・・・」ととっても申し訳なさそう。
バスも迂回するほどなんですよ、と。

人混みは嫌いだが、一度くらいは桜の季節に訪れてみたいな、と思う。
なかなかタイミングが難しいのかもしれないが。
それに遠い・・・。

近くのカフェでゆっくりして、最後にもう一度、多宝塔を見学させてもらい、根来寺を後にした。

この時期はほとんど人がおらずゆっくりできたのもポイントが高い。

よっぽど私は人混みが嫌いらしい。