Illustrator3Dでイラストを描く12 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

これまで作成したもののテクニックやヒントをご紹介してゆきます。
ある程度まとめてと思ったのですが、時間が足りずまとめきれないので小出しにします。ごめんなさい。


●車を描く


車は押し出しでそれっぽくはなるけど、ダイカット消しゴムのように端から端まで同じ形状なのでリアルなのは無理があります。しかもベベルを使うとマッピングはほぼ不可能に近いほど分割されます。

そんなわけで、どんなにがんばってもスーパーカー消しゴムのようなものは作れませんので、リアルなものを作るなら他のソフトでやりましょう。

さて、車は360度ぐるりと回せるので使い回しが出来ます。
モチーフ的にも使いどころは多く、デザイン次第ではちょっとしたアクセントに使えそうです。

形状的にマッピング面が多くなるので、オブジェクトを分割して色分けしまうのがお手軽です。

あえてレゴブロック風に直線だけで作ってももかわいいかも。

とりあえず、パトカーの作例をご紹介しましょう。

側面図を描きます。



分割して色分けします。
アクセントとしてガラスとランプを半透明にしています。
また、、タイヤのゴム部分を不透明0%にしておきます





押し出し。



シンボルを作成。

↑左からタイヤ部分横、タイヤ部分縦、パトランプ分割、正面。ホントは後ろもあるけど手抜きなので割愛。


そしてマッピング。



テクニックとして、タイヤのゴム部分を不透明0%にして、シンボルのタイヤ縦をマッピングすれば、ローラー状態にはなりません(反対側は透けるけど)。

↑待てー、ルパーンみたいなのも簡単に


ただ、この方法だと陰影をつけられませんので、陰影が必要であれば構造体非表示+全面マッピングというマッピング地獄が待ってます。しかも破綻しやすい。

ここでは省いていますが、警視庁とか、ホイールとかタイヤの溝などもマッピングで簡単に追加できます。

せっかくなので、時間がかかったわりにトホホなテスタロッサスパイダーのリアビューをご紹介。

↑特徴的なリアランプ。跳ね馬用のスペースも確保

↑ね、リアルなのは無理があるでしょう?




あと、マッピング作成に強い味方を発見しました。
s.h's pageさんが配布されているスクリプト「パスの長さ」を活用すると、線の寸法がわかります。

↑長さを測れるのは便利!


押し出したサイズ(奥行き)×パスの長さのシンボルを作ればピッタリ合うはず。正確な寸法を割り出せるので、部分的なマッピングにも活用できます。