InDesignで索引を作る2 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

索引の作成は、決まったルールに沿って文字を整える作業です。
ソートは済んでいるので、あとは見出しを入れて重複を取るだけなのです。

と考えるとアルファベットの切り替わりを探して文字入力したり、重複を見つけて削除したりってわざわざ人がやる必要あるのって思いませんか?

「お~い、文字の切り替わりのとこに1文字追加しろ~」とひとこと言えば済んでしまいそうですが、それはまだ未来のはなし。でも、マイノリティリポートのような空中でウインドウを操作するのはもうできるようになってますよ(Kinect使って^^)。

仕方がないのでDTP作業でなんとかしましょう。

今回はアルファベットのみ、最大で26文字ですが大文字小文字などの羅列の中から26文字を挿入するのは項目数にもよりますが、目視ではちょっとばかし面倒です。また、和文(50音)だと44文字もあり、見落とさずに挿入するにはちょっと神経を使います。

そこで、神経をつかわず正確に文字を挿入してみましょう。

ワタクシ、いつもはExcelとJeditなででやったりしますが、持ってない人もいるかと思われますので、両方の機能を使えるInDesign上でやってみましょう。

まずテキストを取り込みます。

「最初の1文字+タブを段落先頭に入れる」という正規表現検索置換をかけ、その後「テキストを表」に変換します。
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左の列をコピペして表をテキストに変換。書式から大文字小文字で全て大文字にしておきます。(検索置換時に大文字小文字を無視することもできますが、実務ではアルファベットだけとは限らないので、文字を統一するという意味合いでこの操作をしています。)

「重複する文字だけ削除」の正規表現検索置換をかけます。(これについてはもっと良いやり方があると思いますが、ワタクシのレベルはこの程度です。何度かかければ重複はなくなりますので、置換が0になるまでかけます)
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テキストを全てコピーして、元の表の最左列に上書きペーストします。

「表をテキスト」に変換し、「1文字+タブで始まる行を1文字改行」にする正規表現検索置換をかけます。
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最後に先頭のタブを削除します。
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これでタイトルは挿入できました。
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説明は長いですが、実際の作業は目をこらす必要もなく、ちゃちゃっと終わるはずです。また、あらかじめ設定ファイルを作っておいて連続置換をかければ、あっという間にできるでしょう。神経なんて使わずに。^^

※正規表現はあまり自信がありませんので、間違いやもっと良い方法などご指摘いただけたら嬉しいです。