InDesignで目次を作る―作成例その0 | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

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前回の完成ショット、とりました。



さて、前回のIllustratorで目次を作ったときに、作業以外の困ったちゃんがあると申しました。
とりあえず以下の3点をピックアップします。

1)フレームを配置しただけでは見開きや段組みで行が揃わない
行送りが統一されていても級数が違う場合、フレーム最上段に来る文字によって位置取りがかわってしまいます。
回避策として、エリア内文字オプションの1行目のベースラインのオフセット値を0以外にすることで対処できますが、その分マージンとの調整などの手間も発生しますし、単純に面倒です。

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グリッドはないので、ちょっと不安。


2)行取りの指定がとっても面倒
グリッドがないことにより、2行取りなどの設定を手動で行う必要があります。段落前アキ、後ろアキ、行送りやベースラインで調節しますが、正確に計算しないと送りがずれてしまいます。

3)ウィドウとオーファンの設定ない(見あたらないので、あったらごめんなさい)
QuarkXPressやInDesignでは当然の機能、段落の分割禁止処理などがないため、見出しがフレーム最下段に来たときなど自動処理ができません。手動で動かしたところを忘れる可能性や、複数でてくると修正時に収集がつかなくなる可能性もあります。


Illustratorは文字組もできますが、文字組みのためのアプリケーションではありません。例えばフライパンで煮物を作れなくはないけど、実際にやると不便ですよね。

ま、専門外のIllustratorの悪口をいっても始まりませんので、文字組みはやはり専門のInDesignで組む方が速くて正確です。

やっと、いつもやっている作業のご紹介をできます(前にやっていますが、もうちょっと詳しくね)。^^

目次は大抵1冊に1コなので、あまり参考にならないかもしれませんが、ここで取り上げる作成方法や注意点は本文組みとほぼ共通です。

QuarkXPressやIllustratorで組んでいる方はぜひとも一読ください。

といいつつ、作成は次回から。^^