文字を揃えるためにスペースやカーニングなどで送っているデータをたまに見かけますが、揃えはタブを使うと便利です。
基本機能なのでみなさんご存じとは思いますが、自身のお勉強をかねて少し掘り下げてみます。
タブの揃えは、揃える種類と数値で決まります。
まずは基本の3つ。
●左 / 上揃え
●中央揃え
●右 / 下揃え
リーダーの欄に文字を入れると、タブの範囲はその文字が表示されます(QuarkXPressでいうところの埋め込み文字)。ダーシや三点リーダーなどを入れることが多いと思いますが、欧文でも和文でも8文字まで入れられるので、パターンとして使うこともできます。
☆☆☆☆★を入れてみました。
複数文字を使う時の注意ですが、表示される文字はフレームのアタマ(インデントではない)からになります。わかりやすく123…と入力すると、タブの縦軸には必ず同じ文字が入っています。
タブ範囲のアタマから123…と入れることはできないようです。
リーダーに全角文字を入れると、タブの範囲と全角の倍数が一致しなければアキが生じますが、半角文字や等幅3分文字を入れてやればアキが生じにくくなります(これはフォントによってベースラインや大きさの調整が必要になることもあります)。
三点リーダーではなく等幅3分ナカグロ。
タブに下線や打ち消し線を適用して線種を変えるといろいろなケイが使えます。こちらは絶対値(0.1ミリなど)で指定できるので便利です。しかし、こちらは逆にケイと文字のアキがなくなります。
タブは段落の設定なので、任意のタブのみを級下げする場合や打ち消し線などを設定するときは先頭文字スタイルで管理するとよいでしょう。
●小数点(または指定文字)
小数点(または指定文字)揃えは、小数点などで揃えたい場合に使いますが、記号に限らず任意の文字が入れられるので応用がききます。
例えば式をプラスマイナスで揃えたい場合などインデントやスペースで送るのは大変で、数字の桁が変わったりするるとやり直しになりますが、指定文字揃えを使えば指定した文字(プラスマイナス)で揃えられます。
特殊文字も入れられますので、先頭文字スタイルの終了文字などを入れれば任意の場所で揃えることもできます。
つづく……。
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