さらに出来るようになるために1 ムダな作業をしない | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

いつもは「理想と現実のギャップに対する不満のようなもの」を理想論として掲げていましたが、今回からより実践に沿った形で展開していきたいと思います。

これも、あの早くて赤い人の言葉から拝借したものですが、「実践で今よりも素早く作業をこなす」をテーマとして進めたいと思います。

●ムダな作業をしない

以前にInDesignの段落スタイルで、カーソルを入れればその段落は選択されていると書きました。

初心者の作業で、見出しをわざわざカーソルでなぞって反転してスタイルを当てているケースをよく目にしました。

例えればハイキングで、必要なのは1リットルなのに10リットル持ち運んで、帰宅してから9リットル捨てているようなものです。

最初から分かっていれば誰もやりませんが、知らなければずっと続けてしまうかもしれません。

同じようなもので、Illustratorで文字と図版がゴチャゴチャになっていて、全ての文字をゴシックにする、という場合でも、一生懸命文字をひとつひとつ選択しているケースもあります。

こんなときはコマンド+Aで選択して文字パレットからゴシックを選べば、図版に文字属性はないので文字のみが変わります。

後ろで見ていればすぐに注意できますが、ブログやサイト、本などであまり大きく取り上げる事項でもないのも事実です。

ですが、この1動作が作業のスピードを大きく左右するとワタクシは考えております。

基本が遅ければ、ある作業のみ早くても、あまり効果は上がりません。

近くに作業の早い人がいれば、見よう見まねでけっこう早くなるものです。

ですが、そうでない場合は自分で少しずつ改善するしかありません。

まず、いつもの作業が「最短距離」なのか、「もう近道はないのか」と疑問をもつだけでも、何か新しい発見があるかもしれません。

地道な作業ではありますが、自分で編み出した技は、教えてもらったものよりも何十倍も覚えているものです(ワタクシ比)。

※このブログでは、動画を中心にしようと考えていたのですが、小さいムービーでも変換に時間がかかりすぎ、断念しました。
ワタクシ、ネットなどに疎いので、何か良い方法が見つかればムービーを交えていきたいと思っております。