3倍早くなるために 7 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

●リカバリーはとても重要

ミスは起こさないように努力をしても、DTPは人が操作する以上ミスは起こりますし、想定外のトラブルも起こります。

いざ、トラブルに見舞われたときに、ボーゼンとするのではなくその後の対処、リカバリーこそ大事なのです。

時間が無くてもやらなければならない、という状況でどれだけ出来るか。

トラブルは起こるこもの、と想定しておけば、いざ起こったときにそれなりに対処もできるというものです。

交通機関の運転手はトラブルが起きたときの対処法を学んでいます。
人命にかかわる仕事なので当然ですが、ミスをしてもリカバリーがうまくできれば事故にならずにすみます。

ただし、DTPは会社や部署によってシステムや環境が統一されておらず、非常に多様なトラブルがあります。
ケースによって対処法はそれぞれなので、対処法を全て学べ、というのはまず不可能でしょう。

まずは、自分の仕事している環境の中で、起こりうるトラブルに対する訓練をしておきましょう。

また、自分のミスでなくても、クライアントから「初校に戻す、以下同」なんて赤字や、「何度も確認したのに~」なんて修正がはいることもあります。

データによってはひとつひとつ手で直さなくてはならないケースもあり、初校よりも大変な作業をすることもあったりします。

また、赤字は一カ所でも、文字が送られたりして予想以上に修復に手間がかかることもあります。

データの修正は、作成とは違った知識が必要になります。
(環境によっては、必ずしも自分の作ったデータを修復するわけでありません)

経験や知識で対処できることも多くありますし、日頃からデータを作る際に、ここでこの赤字が入ったらこうしようと意識して作れば、万が一の時のリカバリーも早くなります。

今後、このブログではリカバリーに役立つ手法などを紹介していくつもりです。
ただし、万人向けではないと思われるので、あまり期待はしないでください。

リカバリーが済んだら必ずトラブルの検証をして、以後起きないような手だてを考えましょう。