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末っ子ふゆさんは

どうやら感覚過敏っ子のようです。

 

最近のふゆさんはズボンがいや。

着替えのたびにギャン泣きです。

 

 



 

履いてしまえば慣れてくるようですが、

直後はやっぱり嫌そうにして

脱ぎたがっています。

 

 

 

生後5ヶ月で保育園に入った次男。

最初は砂に下ろされるのも

嫌がっていたようです。

 

少しずつ少しずつ慣れて、

最近では砂にまみれて遊んでいます・・・

 

 

保育園では、毎日のように外遊びやお散歩がありますが、

砂で遊ぶことを強制はされません。

 

ふゆさんは、お友達と先生が

砂で遊んでいるところを見て

自分から「やってみる」となるまで

見守ってもらえたんだろうと思います。

 

 

こうして慣れてくれることと、

何をどうしてもできないこともあります。

 

 

 

感覚過敏は、

人によって症状が違うし、

同じ人でも場所や時間やメンタルによって

強く出たり、弱まったりします。

 

つらさは本人にしかわからない、

理解を得られにくい特性のひとつだと思います。

 

 

 

私も小さいころから感覚過敏を持っていた一人。

 

だけど、これが普通だと思って生きていたので、

他の人がそこまでつらくないということを知らなかった。

 

 

服のタグを全部切ったり、

髪を切った後はすぐにシャワーしないと

体中かゆくなるのでセルフカットだったり、

気持ちいいはずのマッサージが痛かったり、

逆にくすぐったかったり。

 

くすぐったいスイッチが入ったら最後、

どんな触られ方してもくすぐったいので、

整体行ってこうなるともう地獄です(笑)

 

 

 

外部からの痛みに過敏であることが一番つらかった。

特に頭皮が過敏で、

小学生のころに同級生に髪を引っ張られて

めっちゃ泣いて怒って

周りの同級生に「そんなに・・・?」みたいな

顔で見られたこともありました。笑

 

 

 

 

 

私からしたら、

逆になんでみんな平気なの?っていう気持ちです。

 

 

感覚って十人十色だから、

私が感じている痛みも心地よさも

誰とも共有はできないし、

 

ふゆさんが感じている感覚も

わかってあげることはできない。

 

 

 

 

 

温泉に浸かって、

 

「あぁ~気持ちいい~」

って2人で言ったとしても、

 

1人は「(熱くて)気持ちいい」

もう1人は「(ぬるくて)気持ちいい」

 

って言ってるのかもしれない。

 

 

 

 

同じ40度のお風呂のお湯が

熱いと感じる人もいるし、

ぬるいと感じる人もいる。

 

また、それが快か不快かは話が別。

 

 

 

 

感覚って、考えれば考えるほど

深いなあといつも思います。

 

 

 

だからね、ふゆさんが不快だと

泣いて訴えてくるなら

 

私はそれを取り除いてあげたいのだけど。

 

 

泣くだけじゃ、

何が不快か、どうしたら良くなるのか

わからないことの方が多いんだよね。

 

 

 

むずむずイライラしている原因が、

着ている服のタグだったり。

 

靴下の糸が指に絡まってるとかさ。

 

 

 

泣いてるだけじゃわかってあげられない。

 

 

 

 

 

わかってあげられないってわかってるからこそ、

丁寧に関わってあげたいと思うんだよね。

 

 

ふゆさんの安心をたくさん見つけてあげたいと思う。