こんばんは、小児科専門医Mです✨
みなさん「孫の日」なるものをご存知でしょうか?10月第3日曜日(今年は10月18日)で祖父母が孫とのコミュニケーションを保つための日ということだそうです。1999年に日本百貨店協会が販売促進のために作ったという違和感満載(?)の起源なものの、9月の第3月曜日の敬老の日のお返しとして遠すぎず近すぎずでなかなか良いタイミングの日なのではないでしょうか?
バレンタインデーとホワイトデーなど、いろいろな記念日が繋がっているって面白いですね☺️
またまたコロナウイルスに関しての話題です!
この夏に「子供ではコロナウイルス量が多い、軽症または無症状でも子供はコロナウイルスの感染源になる」という衝撃的なニュースが出ましたね💦(正確には、症状が出て早期(2日以内)の子供は重症の成人よりもウイルス量が多かったという内容で、感染源となるかどうかは推測レベルで書かれています(J Pediatr. 2020 Aug 18))
となると、今回のお題の心肺蘇生の場面でも、その子が実はコロナだったら・・・という不安が大きくなるかもしれません⚡️
子ども達には元気よくすくすくと育ってもらいたいと思う一方、ある一定数の方は心肺停止に陥ります(特に生後1年以内は全出生のうち数%のお子さんで心肺停止が起こると言われています)。
お子さんが心肺停止になったとき、大事なことは胸骨圧迫と人工呼吸です🏥(胸骨圧迫は医学用語で、心臓マッサージといった方が伝わりやすいでしょうか?)
脳は酸素不足に弱いので、補助のために胸骨圧迫で脳に血液を届け、人工呼吸でその血液内に酸素を送り込むことが重要になるのです。
自分の子供であれば構うことはないと思うのですが、保育園や学校の先生などが子どもの心肺停止に遭遇した時には、先ほどの「その子がコロナだったら・・・」という不安がよぎると思います。
コロナであれば人工呼吸をするのは躊躇されますし、胸骨圧迫についても胸を押した瞬間に肺から出てくる気体の中にコロナウイルスが混じっている(いわゆるエアロゾル)による感染拡大の危険性が指摘されているので、やはり心配ですね😓
そんな場面に参考になる資料として、令和2年5月に「救急蘇生法の指針2015(市民用)」への追捕があります。
「心肺停止中のお子さんの鼻と口にタオルをかぶせる、もしくはマスクをつけ、(人工呼吸を行うことにためらいがある場合は)胸骨圧迫のみを続けるべき」という内容が厚生労働省から発表されたのです❗️
これを受け、自分が保育園の先生と言う立場であれば、(マスクでエアロゾルは全て防げるわけではないものの)心肺停止中のお子さんにマスクをつけ、胸骨圧迫のみを続けるという形にすると思います🔔参考にしてみてください。
(幸い、病院にはいろいろな機材があるため人工呼吸を含めた全てのサポートを行えます)
心肺停止は一分一秒を争う事態で、スムーズに胸骨圧迫できるかどうかでその子の人生が大きく変わり得ます‼️
皆さんにお願いさせて頂きたいのですが、今回の内容をふまえ、心肺停止が目の前で起こった際の実際の動きをあらかじめ確認しておいてくださいm(_ _)m
みなさんの準備によって、人生が良い方向に変わるお子さんが一人でも増えてくれれば、このブログを書いたMも本望です(笑)
いかがだったでしょうか?
ナレッジシェアクリニックではこれからも小児関連の情報を共有していこうと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします✏️
それでは、いつものやついきますよー!せーの、
ナレッジシェア〜✊