将来 受けとる年金、免除してきたからどれくらいあるのかしら。若いとき働いていたからそれと…。

母がポツリと不安げに口にした言葉。

終わりは近いんだ、だから年金は払っても。
必要なものは神が全部備えてくださる!

信仰を数十年、保ち常にぶれなかった母がこんなことを言うなんて、驚きました。

iPad買っちゃったから…。しばらくは厳しい暮らしだわ、とフッと笑いました。

これまで、エホバ!エホバ!だったのに
どうして?辞める気持ちはないのでしょう。辞められないのでしょう。薄々 気づき始めているのかもしれません。この世の終わりがないこと。聖書や書物がiPadになったこと。

母は 元は敬虔なクリスチャン。宣教を唯一実践しているエホバの証人に感銘を受け、母自身ものべ伝えることを第一にして、自らの生活は後回しにしてきたようです。

なんと、返したらよいのか。離れたわたしに
撒いた種をいつか刈り取る日が来るよ!
と言っていましたが 母に同じ言葉を返す気持ちにもなれません。自分が選んだことですから。母は 多分気づきかけて、死ぬまでそれを通すのでしょう。

決めたことはよほどの事がないかぎり、引かない。

母でなく、お母さんと言いたくなりました。もしお母さんが、老後困って組織にも見離されたら 受け入れようと思います。もしもの話ですが。