今回は桐原のパワステにある態という章のポイントを私なりに簡単に紹介いたします。中学では受動態という単元名がつくことがほとんどかと思いますが、高校では能動態と受動態という2つの関係の理解がますます重要になるからなのか、2つをまとめて態という単元名が使われることがよくあるように思われます。変態(態の変形)が重要になるわけですね笑

1受動態の基本形
be + done/過去分詞(〜される)
→過去分詞は他動詞(目的語を導ける動詞、詳しくは参考書などで)
・動作主を表す場合は、受動態の後にby〜が置かれるが、動作主が明らかに私や人々の場合は省略される。
・助動詞がある場合はbeは「助動詞+be done 」

2「Sは誰によって〜されるか」
この表現を英語で表現する場合は以下の2通りある。
Who is S done by?
By whom is S done?

3群動詞の受動態
群動詞:2単語以上からなる動詞的な働きのもの。
群動詞を受動態にする場合は、群動詞のを1つの動詞として考える。
よって、take care of を受動態にすると、be taken care ofとなるわけだ。
例A takes care of B.→B is taken care of by A.
他にも、be laughed at(笑われる)、be spoken to(話しかけられる)などいろいろある。

4完了形の受動態
have(has/had) been done(動詞の位置で)
to have been done(不定詞→基本はto be done)
having been done(動名詞、分詞→基本はbeing done)

5進行形の受動態
S is being done.(Sは〜されているところです。)

6受動態の慣用表現(by以外を用いる受動態)
be interested in 〜、be surprised at 〜、be known to 〜、be known as 〜、be filled with 〜、be covered with 〜、be caught in 〜、be satisfied with 〜、be disappointed at 〜などたくさんあります。詳しくは参考書や辞書でチェック!

7使役・知覚動詞の受動態
使役・知覚動詞+目的語+原形不定詞(動詞の原形)を受動態に変態した場合は、be made to do、be seen to doというように原形不定詞がto不定詞になる。使役動詞と知覚動詞の使い方については、パワステの場合は第16章 動詞の語法(317ページや319ページ)参照。

以上