大きな旅館にいる夢を見た。
そこはとても繁盛しているようだった。わたしは大広間のようなところにいた。そこにはテレビで見ていた亡くなった俳優もいた。明らかに亡くなっている人が夢に出てきたのは初めて。たまたま話す機会があったけど、とても気さくでにこやかで、みんなに愛されている理由がわかった気がした。
丸山元弁護士みたいな風貌の人も出てきた。横には部下のような女性がいた。なんでもその男性はわたしの上司のような人らしく、彼から金色の菊?のような紋の入った立派な封筒をもらった。
「お祝いだよ、おめでとう」
その人はそう言って封筒を手渡してくれたけれど、最近おめでとうと言われるようなことはないような…と思ったが、うれしくてなんだか泣けた。「こないだ渡した○○は泣かなかったのになあ」「いつも見てるよ、頑張ってるもんなあ」とも言っていた。
そこでの時間があまりに楽しすぎてもっとここにいたいと思い、だましだまし過ごしていたら、帰りの新幹線の時間を過ぎてしまったようだった。どうしようと思っていたら、駅に電話したらいいよと誰かに言われた。その番号はあの子が知ってる、と、周りの人たちが小学生低学年くらいの男の子を指さした。
しっかしまあ、その子は全然番号を教えてくれない。いけずされてるみたいだった。ぼくの機嫌を取れ、みたいな感じで横柄な態度を取ったりする。もう一人の男の子があの子、言い出したら聞かないよ。と言った。
焦りながら「もう!もっかい全額支払ってでもわたしは帰るわ!」
と思ったところで目が覚めた。

実はこの旅館のようなところへ行くのは2回め。中はわりと迷路のようになっていて、入り組んでいる。行ったことによる疲れとかはない。むしろ楽しかったし、またそこのひとたちと会いたいとさえ思った。