いきなりだが、私から進んで「人のため」に何かをするということがほとんどない。人助けであれなんであれ、それは「自分のため」にすることにしている。
こう書くとなんだか冷徹な気もするが、先日、この話をある方とする機会があった。想念の世界では「人のためにすると、その人のカルマを全て背負うことになる」そうだ。
私がまだ二十代の頃「人の人生に口を出すなら、その人の人生に責任を持たないといけないよ」と言われたこととリンクしている気がした。
想念の世界のことは詳しくはわからないけれど、実際に「人のため」と言っている人は結局最後には人のせいにしたり、自分の承認欲求や自己肯定感を満たすために「人のため」を使う人ばかりだった。それで満たされるのはその時だけということがほとんどに見えた。
だからこそ「人のため」ではなく、たとえば「苦しむ姿を見たくないから自分のために私はあなたを助ける」ということが大切なのではないだろうか。それならば自己判断、自己責任で終わることができ、誰にも迷惑をかけないんじゃないだろうか。
そしてそれが、本当の意味での自分を大切にすることに繋がるのかもしれない。